しつけ・ケア

犬のボディケア 第1回 健康としつけのために 歯みがき&ブラッシング

犬のボディケア

第1回 健康としつけのために
   歯みがき&ブラッシング


人と犬が共に快適に暮らすために、愛犬のお手入れは欠かせない大切なことです。
毎日お手入れすることは、愛犬の健康維持、そしてお互いの繋がりが深まっていくことになります。
コミュニケーション・スキンシップとして、楽しくお手入れをしていきましょう。

健康維持にとっても大切!歯みがき習慣

人と同じく、犬の歯の健康は、身体すべての健康につながります。

歯石や歯垢がたまると、歯周病から歯が抜けたり、肝臓をはじめ内蔵疾患を併発するなど様々な病気を引き起こす原因となります。
これらの病気が発生してからの治療は、愛犬にとっても飼い主にとっても大きなストレスとなります。だからこそ、予防するための歯みがき習慣が大切なのです。
また、歯みがきは病気の予防の他にも、犬と飼い主の信頼関係を築くことにも役立ちます。
人の手に対する恐怖心をなくし、口の中を触らせてくれるように行って行きましょう。

歯みがきについて、詳しくご紹介した記事があります。
チェックして、今日から歯みがき習慣スタートしていきましょう。(下記URLをクリック)

「犬のデンタルケア 連載3回 永倉安弓さん(ドッグトレーナー)」
https://goron.co/archives/835

 

ブラッシングを毎日の習慣にしていきましょう

幼犬・成犬・老犬、どんな犬にも大切なブラッシング。
抜け毛やごみを取り除き身体をきれいに保つほかに、皮膚を刺激して血行を良くしたり、被毛の根元の通気をすることで細菌の繁殖を防ぐこともできます。
犬の被毛は、ひとつの毛穴から2~5本の太い毛であるトップコート(一次毛)、そのトップコートの周りにアンダーコート(二次毛)と呼ばれる複数の細い毛が生えています。

その被毛の生え方・長さでそれぞれ2種類に分かれます。

【生え方】

ダブルコート
トップコートとアンダーコートの二重構造
春の換毛期にアンダーコートが大量に抜け、秋の換毛期に毛が多くなる
シングルコート
トップコートが少なく、アンダーコートが発達した一重構造
換毛期の抜け毛が少ない

【長さ】

ロングヘア : 長毛
ミディアムヘア : 中毛
ショートヘア : 短毛

犬用ブラシは、犬の毛の種類や性質の違いによって使用するタイプが異なります。
愛犬の被毛タイプを知ったうえで、合ったタイプを選んで行きましょう。

※換毛期とは?

冬から暖かな春になっていく頃、新しい夏毛が成長し始め、古い冬毛を押し出して脱毛させていきます。
秋になり寒さが増していく頃、夏毛が抜け、その下からアンダーコートの発達しふわふわの冬毛が生えてきます。

※被毛の役割とは?

体(皮膚)の保護
皮膚を守る(紫外線や外敵から)・水をはじく(雪や雨など)・乾燥や病原体の感染を防ぐ
保温と触覚
体温調整、ひげは感覚器としての働きもある

換毛期のブラッシングはしっかりと

春と秋に毛の抜かわる換毛期は、いつも以上に念入りにブラッシングをしていきましょう。
換毛で抜けたけが絡まると、その下の皮膚が蒸れたり、汚れがたまってしまい、細菌感染をおこしやすくなります。
特に、尻尾や後ろ足や耳の付け根で抜け毛が絡みやすいので、しっかりブラッシングしてあげましょう。

ブラッシングの大切な役割

ブラッシングは、愛犬の健康維持のほかにも大切な役割があります。
愛犬と触れ合うことで、信頼関係を深めたり、全身まんべんなく触るので、身体の小さな異変や病気の早期発見をすることもできます。
個人的な体験ですが、我が家の愛犬ポーラの肥満細胞腫を早期発見し、負担の少ない手術・(経過観察中ですが)再発なく穏やかに一緒に暮らしている今があるのは、ブラッシングをしていたお陰です。
毎日少しづつでもいいので、散歩の後やお休み前のリラックスタイムなどにブラッシングを習慣化していってください。

犬のブラッシング道具

【スリッカーブラシ】

くの字型の細いワイヤー製のピンが付いたブラシ。
主として、長毛種・中毛種の換毛期におけるアンダーコートの抜け毛除去、もつれや毛玉ほぐしに適しています。(短毛種には不向き)
力が入り過ぎないように、鉛筆を持つように軽く握り、被毛に軽く当て、毛を少しづつすくい斜め45度に引き上げるように毛をといていきます。

【獣毛ブラシ】

豚毛、猪毛、馬毛、混合型などの種類があります。
静電気が生じにくいという特性があり、被毛にまとわり付くほこりなどの除去や最後の艶出しに使います。

【コーム】

主として長毛種の手入れに用います。
櫛の目は細目と粗目があり、もつれの確認や毛並みを整える時に使います。

【ピンブラシ】

ゴムの土台の上に先端が丸まったピンが付いたブラシ。
皮膚を傷つけずに被毛の手入れできるという特性があり、長毛種の毎日のお手入れにお薦めです。

【ラバーブラシ】

柔らかいゴム製で抜け毛やほこりの除去に使用します。
柔らかいので、被毛を手入れできると同時に皮膚へ程よい摩擦でマッサージ効果もあります。短毛種や子犬、抜け毛が多いレトリバー系などの犬種にも最適です。抜け毛が少ないい長毛種には不向き。

【スクラッチャー】

冬毛やアンダーコートのムダ毛をごっそり除去できる長毛種の換毛期の必須アイテム。
短毛種には不向きです。

ブラッシングなどお手入れされることが苦手な子に、楽しくお手入れさせるトレーニングをご紹介した記事があります。チェックして、いいこといっぱいブラッシング習慣をスタートしていきましょう。(下記URLをクリック)
「お悩みグセ解消エクササイズ 3時間目お手入れが苦手 里見潤(ドッグコーチ)」
https://goron.co/archives/1750

 

2014年2月21日掲載
 

犬のボディケア 第2回
スキンシップを兼ねた シャンプー

吉川 奈美紀

吉川 奈美紀

投稿者の記事一覧

(きっかわ なみき)

ヨガ・ピラティス・空中ヨガ インストラクター
メディカルアロマアドバイザー

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