東洋医学を使って老犬のてんかんをケアする方法をご紹介します。
ケア方法1「頭を冷やす」
てんかんなどの痙攣の発作は熱が頭の方に昇り、溜まった時に起こります。
「今日は頭が熱いかも?」
「肩甲骨周りが熱いかも?」
という時は濡れタオルなどで冷やしてあげて下さい。
ケア方法2「マッサージとツボ押し」
〇︎気の流れを整えるマッサージ
先ずは、頭から前脚の方へと流す様に撫で、次に頭から後脚へと撫で摩ります。
その時に、頭や肩甲骨周りの体温もチェックしてみてください。
熱い様でしたら、その熱を下す様に四肢の方へと撫でて下さい。
〇︎ツボ:腎兪(じんゆ)
「腎兪」は、
背骨の両側の筋肉の窪みの中で、2番目と3番目の腰椎の間の★印の場所にあります。
腎機能を丈夫にし、肝熱や暴走を和らげてくれます。
*ケア方法*
・小豆温パックやお灸で温めたり、陽を当てたり、食べ物でエネルギー補給が出来ます。
・「腎兪」のツボを押す場合は、優しく円を描く様に、または摩るようにマッサージします。
〇︎ツボ:湧泉(ゆうせん)
「湧泉」は、
後ろ足の一番大きな肉球の付け根にあります。
元気が湧いてくるツボで、昇りすぎた気を下す働きもあります。
痙攣の発作中も使えるツボです。
*ケア方法(マッサージ・ツボ押し)*
指を優しく押し込む様に刺激してください。
(後ろ足の麻痺にも効くツボです)
《 ワンコにマッサージやツボ押しをするときの注意 》
※ワンコに「痛気持ちいい」感覚はありません。
あくまでも優しくマッサージしてあげてください。
※長時間マッサージする必要はありません。
長くても15分以内に終わらせる様にしてください。
1〜2分でも充分な効果が得られます。