続いて、IBD(炎症性腸疾患)での体調が崩れる原因と免疫系の腸疾患やストレスを溜め込んでしまうタイプのワンコにおススメのツボマッサージでのケア方法をご紹介します。
炎症やサプリメントだけじゃない!体調が崩れる原因って?
〇気温、気圧の急な変化
「必ず体調を崩す」というわけではありませんが、気圧や気温の変化が大きい日は軟便になったり、ゲフゲフと胸焼けの様な症状が出る事があります。
体調が悪いと下痢や嘔吐になります。薬膳ご飯や肝の流れを良くして緊張を和らげる漢方を飲ませたり、ツボ押しやマッサージで流れを良くしてゆっくり過ごしてもらいます。
〇ストレス
泰介は元繁殖犬で、6歳くらいでレスキューされるまでお外の世界を知らなかった為か、初めて行く場所やいつもと違う環境、大勢の人や犬が集まる場所へ行くと少し緊張します。
性格的にストレスを内に籠らせ、黙って耐えるタイプなので緊張し過ぎると突然嘔吐したり、下痢になったりしてしまいます。
予定が分かっていれば事前に緊張を和らげる漢方(気圧の時と同じ物です)を服用させます。
予定外になってしまった場合も同じ漢方で対応します。

「ボクは直ぐドキドキしちゃうんだけど、カートの中にいれば大丈夫なんだ」
いつでも隠れられる、休める場所を作るのも良いと思います。
大型犬は難しいかもしれませんが…
ツボマッサージでケア
今回ご紹介するのはIBDだけでなく、免疫系の腸疾患やストレスを溜め込んでしまうタイプのワンコにおススメのツボマッサージです。
ご紹介するツボ全てに共通する事なのですが、ツボを押してみてベコっとしていたり「あれ?なんか変に柔らかいかも?緩んでる?」という時は体に元気が無い時ですので優しく刺激してあげてください。
逆にパーンと張っていたり、固いときは滞っていますのでしっかり目にマッサージしてあげてください。
※犬に痛気持ち良い感覚はありません。
あくまで優しくマッサージしてあげてください。
※長時間マッサージする必要はありません。
数秒でも充分な効果があります。
全て行っても長くて10〜15分以内で終わらせる様にしてください。
〇膈愈(かくゆ)
肩甲骨の下のラインで、背骨を挟んだ黄色の☆印の場所にあります。
横隔膜の動きを良くして呼吸を楽にしたり、免疫力アップ、消化器系の不調や咳、喘息を和らげる効果が期待出来ます。
また、ストレスを和らげるとも言われ、緊張しやすいワンコに是非おススメしたいツボです。
人間の場合は五十肩の緩和にも良いとされています。
ゆっくりと優しく5〜10秒ほど指圧するか、円を描くようにマッサージしてあげてください。
〇曲池(きょくち)
前脚の外側で、膝を曲げた時に出来るシワの端で☆印の場所にあります。
免疫系腸疾患に効果が期待出来ます。皮膚や粘膜を保護して体のバリア機能を高めると言われています。
ストレスによる逆上せや頭痛にも良いとされています。
〇天枢(てんすう)
おへその1〜2センチほど外側の☆印の辺りにあります。
便秘、下痢、胃の不調など、お腹のトラブルを緩和してくれると言われています。
小豆温パックや腹巻きなどで温めたり、優しく撫でて下さい。嫌がらなければ優しく2〜3秒を数回指圧してもOKです。
※温める場合はカイロは使用しないでください。
犬の皮膚は人間より薄く、人間用カイロの温度には耐えられません。
また、犬の肌は熱により赤くなりにくく、火傷に気付きにくいです。
絶対にやめましょう。低温やけどの症例も多く報告されています。
〇足三里(あしさんり)
後ろ足の外側で膝のすぐ下の窪みの☆印の場所にあります。
胃腸を丈夫にし「気」を強める効果が期待出来ます。
消化器系、免疫系、筋肉にエネルギーを与えて体力をつけてくれるといわれています。
小さな円を描く様にマッサージしてあげてください。
胃腸、大腸が弱いワンコ(人も)は体力が弱い事が多いのでお散歩の後に優しくマッサージするのもオススメです。
次回は、IBDのワンコの春のゆらぎにおススメの薬膳ごはんレシピ紹介です。






























