今回ご紹介するワンコ薬膳レシピは、今の季節にピッタリ!ぜひお試しください!
** ワンコ薬膳レシピ紹介 **
〜暑い夏を乗り切ろう!トマトと山芋の夏うどん〜
〈 材料 〉1食分
豚肉…51g
茹でたうどん…34g※今回は食塩不使用の物を使用しました。
トマト…7g
山芋…7g
カブ…7g
白菜…7g
エリンギ…7g
※分量は我が家の小桃(10歳シニア 7.9kg)を基準にしています。
※手作りご飯の分量の目安は対象のワンコの頭の大きさを基準に体重、体調、年齢で調整して下さい。
※写真は具材がわかりやすい様に大きめに切ってあります。
実際に与える時は具材を細かく切るか、ハンドブレンダーなどでトロトロにすると消化しやすいです。
〈 下準備 〉
・うどんは乾麺を使う場合は茹でておく。
・カブは皮を剥く。
・山芋は薬効が高いのでヒゲだけとって皮ごとがおススメですが、気になる様でしたら皮を剥いてもOKです。
・トマトも皮を取り除きますが、調理過程で剥がれます。※種は取り除いて下さい。
・具材は全て「うちの子が食べやすいサイズ」に切り分けておく。
〈 手順 1 〉
お鍋にカブ、山芋を入れ、具材がよく泳ぐくらいお水を入れ、火にかけます。
〈 手順 2 〉
〈手順1〉に火が通ったら豚肉、エリンギ、トマト、白菜を入れ、更に加熱します。
〈 手順 3 〉
豚肉に火が通ったら茹でたうどんを入れ、一煮立ちさせます。
〈 手順 4 〉
火を止め、トマトの皮を取り除き、冷まして盛り付けたら出来上がり。
薬膳豆知識 食材の効能をご紹介
「 豚肉 」
腎を補い、精力を高めてくれます。
病中病後はもちろん、体力が低下しているとき、体が弱っている時も回復を助けてくれます。
「 うどん(小麦)」
熱を取り除き、体を安定させる作用があります。
熱による情緒不安定、不眠を軽減してくれます。「夏は麺類が食べたくなる」という人も多いと思いますが、小麦の熱を取る作用を本能的に欲しているのかもしれません。
「 トマト 」
胃の働きを正常にし、消化を助けて食欲を回復してくれます。
肝の働きを助けて解毒効果も高めてくれます。
「 山芋 」
「山薬(さんやく)」とも言われ、消化器系、肺、腎の機能を高めてくれます。
特に腎を補うのにとても良い食材ですので、体が弱っている、産後、もと繁殖犬、シニアワンコにはおススメです。
「 カブ 」
消化酵素を豊富に含み、整腸作用に優れています。気を巡らせて頭に昇った気を下ろして巡らせる働きがあるのでイライラ、のぼせ、高血圧の改善が期待できます。
「 白菜 」
胃腸を整え、便通を整えてくれます。
胃熱をとり、水分代謝を良くして浮腫みを解消してくれます。
「酒毒を消す」とも言われ、二日酔いを軽減してくれます。
「 エリンギ 」
今回初めてご紹介しますが、エリンギは冷えと浮腫みを散らす効果があります。
冷えや浮腫みが関節に取り付くと筋肉が強張り、痛みが出たり動きが悪くなると言われています。
関節炎や筋肉の強張り、泰介の様に長年狭いゲージで暮らして下半身がカチカチのワンコにおススメです。
きのこ類の中でこの効果があるのは今のところエリンギだけと言われています。
泰介の今と、保護犬のこと
7月3日で泰介は我が家の子になって一年が経ちました。
ヒョロヒョロだった体は見違える様に逞しくなりました。
まだまだ経験が浅い事もあり、ドッグランでは緊張したり、大きなワンコは怖くてカートから出てこなかったり、知らない場所では緊張して息が荒くなったりといろいろありますが、家族の一員として生活を楽しんでいます。
この記事を読んで「やっぱり保護犬って大変なのね」と思われる方もいらっしゃると思います。
でも、実は子犬のお世話もとっても大変です。
「大変さ」の種類がちがうだけです。
成犬でも老犬でも、新しい飼い主を受け入れてくれますし、愛情も向けてくれます。
飼い主さんの働きかけ次第なのです。
成犬になれば当然子犬の時より知恵や経験もあります。
ワンコとの知恵比べになる事も多いですが、お互いが通じ合い「トイレを覚えてくれた!」「お散歩が上手に出来た!」「キラキラした目で私を見てくれた!」等々…この上ない幸せを感じられます。
もちろん保護犬のことを考える前に、今一緒に暮らしているワンコを「最後まで飼い、命に責任を持つ」ことがいちばん大切です。
今回は、あくまでも「ワンコをお迎えしようかな」とお考えの方の選択肢の一つとして「保護犬」や「繁殖犬、繁殖引退犬」を加えていただけたらと思い、この記事を書かせていただきました。
幸せなワンコがもっともっと増えます様に。
「みんな、幸せになりますように!!」「なりますように!!!」