とてもとても暑い日が続いていますが、皆様と愛犬さん達は元気でお過ごしでしょうか。
お身体をしっかり養生して、熱中症と夏バテに気をつけてお過ごしください。
ここ数回の記事でワンコ薬膳アシスタントである小桃の術後ケアや麻酔由来の障がいのお話をさせて頂きました。
その際「麻酔と極度のストレスによる前庭疾患の可能性」とお伝えしましたが、進行していく症状と診断が合わず、ケアをしていても一進一退を繰り返し、小桃はとうとう立ち上がれなくなってしまいました。
今回は、小桃の介護レポートをお話させていただきます。

「立ち上がれないけど、小桃は元気だよ!」
手術後(4月中旬~5月上旬)の様子
小桃は4月半ばに退院した直後はヨロヨロしながらも歩けており、食事も自力での排泄も出来ていました。
ところが5月ごろから食事の時に立っている事がしんどそうになり、口も開きにくく、お水もうまく飲めなくなり、飲食に介助が必要になりました。

介助ハーネスなどを使っていましたが、数回使用したところでハーネスでは支えられなくなりました。
5月中旬から症状が進行
5月の半ばくらいから小桃の体が右に曲がり始めている事に気付きました。
その辺りから歩行が困難になった様に思います。
もちろん動物病院の先生に診ていただきましたが、以前お話した通り「極度のストレスと麻酔の影響による前提疾患と神経症状」と言われましたので、漢方や鍼灸の先生とも相談しながらケアを行いましたが、少し効果はあらわれるものの改善には程遠く、症状はどんどん進行していきました。
車椅子を使い始めたのもこの頃からです。
でも、症状は悪くなる一方ではなく、毎日のマッサージの効果なのか、舌はよく動く様になり、お水を飲む事が出来るようになりました。
減退していた食欲も復活し、更に食事介助の方法を変えた事でご飯を完食出来るようになりました。
しかし、丸まった体は一向に良くなりませんし、排便・排尿が2〜3日に1回になってしまうなどの問題が出てきました。
獣医さんにあらためて細かく小桃の状態をお話し、診断して頂いたところ「麻酔をかけた時に脳梗塞を起こしたのではないか」との事でした。
※小桃はMRIなどの検査に耐えられる体力はありませんので、あくまで今出ている症状からの診断です。
診断を出して頂き、投薬が始まった事で小桃の体調は目に見て良くなって来ました。活発とまではいきませんが、体をよく動かす様になり、車椅子に乗せると家でもお散歩でも楽しそうに歩く様になりました。
何より2〜3日おきだった排泄も毎日できる様になり、介助はしますが更に食事、飲水の量も増えて来ました。

※写真が暗めで見にくいですが、体を真っ直ぐに出来る時間が増えてきました。
次は、介護方法についてです。






























