介護だったり、体が不自由なワンコのケアは個体差がかなりあると思います。
今回ご紹介するケア方法は、小桃と泰介の保護団体の代表の方に教えて頂いたものや試行錯誤したり調べた中で見つけたものです。
「うちの子にはどうかな?」というものもあるとは思いますが、ご参考になれば幸いです。
犬の食事介助
ご飯の食べさせ方はとても悩みました。
立てるうちはまだ良かったのですが、だんだんと自力で立つ事が難しくなり、舐めとる力も弱くなっていきました。
その度に食器を変えたり、高さを変えたりしましたが、口が開かなくなって来た事で直接口の中に入れる給餌に切り替えました。
〈介護グッズ紹介〉食事の補助

我が家では100円ショップなどで販売されているドレッシングボトルを使用しています。手作りご飯やふやかしたドッグフードを漏斗を使って入れています。
シリンジよりも入れやすく、与えやすいです。
※注意すること
・与える時は誤嚥を防ぐ為に必ずワンコのお口に対して横向きに入れ、少しずつ舌に乗せてあげてください。
写真はわかりやすい様に泰介に協力してもらいました。
・強制給餌もですが、食事介助は誤嚥事故のリスクがあります。
充分に注意して行ってください。
お水の飲ませ方 お口に対して必ず横向きに!

小桃は器からも多少お水が飲めるのですが、舌の力が足りないので充分に飲めませんでしたが、ガーデニング用の水差しを使う方法を知ってからはしっかりと水分が摂れる様になりました。
〈介護グッズ紹介〉飲水の補助
こちらも100円ショップで購入可能です。
※注意すること
こちらも給餌と同じで、必ず犬の口に対して横向きにしてお水を出します。
「え!お水が流れちゃう!」と思われるかもしれませんが、こうする事で舌が動かせるワンコは必要な分は舐め取ってくれます。
出来るだけ体を起こしてお水を飲んだ方が良いのですが、寝たきりのワンコで飼い主さんが体を起こすのが難しい場合は寝たままでもお水を与える事が出来ます。
お顔の下にペットシートなどをひくと後始末が楽です。
小桃は寝たきりではありませんのでモデルだけですが、寝たきりのワンコで体を起こすのが難しい場合はこの方法でお水を飲ませたりお口を洗う事が出来ます。
・誤嚥を防ぐために、必ず喉の方ではなく下に向かってお水がワンコの口の中を通過する様に流してください。
ワンコ自身が必要なら舐め取ってくれます。
・誤嚥には充分にご注意下さい。
「必ずお口に対して横向きだよ!!!お水はいらない時は舐めないから!」
寝ちゃってもOK!クッションを使って体を「起こす」「立つ」
立つ事が困難な小桃を寝たきりにさせない事と、血流と消化促進の為に車椅子に乗せたり、クッションを使って「体を起こしておく」「立っている」様な姿勢で過ごしてもらっています。
実際には車椅子やクッションに体を預けていますので小桃はリラックスして過ごしている様です。
獣医さんによると「体を起こしておく」というのは体が不自由になった動物にとってとても大切な事だそうです。
お家にあるものや、どこにでも販売しているものの組み合わせで出来ます。



〈介護のアドバイス〉
またがらせて、四肢を床に付けておくのがポイントです!
〈介護グッズの紹介〉我が家で使っているものです
その1:抱き枕を利用

ボルスタータイプの抱き枕にタオルを巻いて跨りやすい様に紐で2カ所縛っています。
小桃は脳梗塞の影響で右側き丸まってしまうので少しフニャフニャした物がいいのですが、体を真っ直ぐに出来るワンコならビーズクッションの方が安定するかもしれません。
その2:授乳クッションと旅行用の首枕を利用
100円ショップで購入出来ます。
(110円ではありません。)
授乳クッションは寝ている時の顎乗せや、体を安定させるのにとても役に立ってくれています。この形と大きさはシニアワンコのお世話にとても役に立つと思います。
その3:ビーズクッションを利用
こちらは小さなビーズクッションです。
お尻を安定させるのに使っています。
こちらも100円ショップで購入出来ます。
*小桃バージョンの組み合わせ
ワンコによってかなり違うようですので「うちの子が快適な組み合わせ」で使ってみてください。
※注意すること
このままお留守番は危険です。
必ず飼い主さんの目の届くところで使用してください。
介護の規制品ですと「リラクッション」というビーズクッションがあります。
次は、ワンコ薬膳レシピ紹介です。
今回は夏のシニアケアご飯です。
寒天やゼラチンを使ってお口がうまく動かせないワンコが食べやすく、水分を摂りやすいバージョンもご紹介させて頂きます。






























