中医学(中国の医学)における薬膳の基本的な考え方、体を構成している3要素「気・血・水 (き・けつ・すい)」の体質診断。
今回は、『水』についてです。
『水虚』の体質『水帯』の体質
水滞…「水」が滞っている状態、水毒ともいいます。
水虚…「水」が足りない状態です。
「水虚」は、「陰虚」と同じく、体を冷やす力が不足している状態です。
チェックの仕方やケア方法は、こちらを参考にしてください↓↓
《ゆるっとワンコ薬膳のススメ 《体質診断をしてみよう!》~陰陽編~》
https://goron.co/archives/8453
チェックしてみよう!
【 水滞チェック 】
1〜2つ当てはまるなら「水滞気味」・3つ以上なら「水滞」
◎水分をよく摂るわりにトイレの回数や量が少ない
◎お腹を触ると冷たい、お腹がちゃぷちゃぷする
◎肉球が浮腫んでパンパン、ぶよぶよしている(人間なら夕方になると浮腫む)
◎曇りの日や雨の日は体調を崩しやすい
◎手足が冷えている
◎舌がボテっとしている。歯のあとが付いている
◎あまり運動をしない
◎睡眠時間が短い
◎喉が渇きやすい
◎瞼が重く、顔が厚ぼったい
◎胃腸が弱い
◎疲れやすい
◎被毛に艶がない
『水滞』は、水分代謝が悪く、「水」の排出がうまくできていない状態です。
「水を飲む=体に良い」確かにその通りです。
体中の「水」は、全身を潤し・栄養を巡らせ・体温を調節する大切な働きがあります。
しかし、この「水」が滞り溜まってしまうと、冷えや浮腫み、内臓の動きを悪くするなど、身体の不調を引き起こす原因となってしまう事があります。
マッサージをしたり体を温めると「水」の巡りがよくなります。
また、浮腫んでいる犬・浮腫みやすい犬は、血が足りない「血虚」になっている場合が多く、その改善のためにはしっかりと血を補給してあげる事が大切です。
詳しくは、こちらより
《ゆるっとワンコ薬膳のススメ 《体質診断をしてみよう!》「血」の話 ~その1・2~》
https://goron.co/archives/8557
https://goron.co/archives/8563
『水滞』『水虚』の状態のとき特に気をつけたいのが「夏」。
次は、夏の過ごし方の注意点とおすすめ薬膳レシピをご紹介します。