立春を過ぎ、春の陽気を感じる日が多くなってきました。
春は、植物が芽吹き、動物が伸び伸びと活動を始める季節です。
そして、冬に隠れていた様々なものを巡らせ、解毒する為に「肝」
「肝」の中医学的な働きと春に起こりやすい症状(疾患)
・全身のエネルギー「気」の流れをコントロールする
・精神を安定させる
・内臓の動きをスムーズに保つ
・血を貯蔵し、必要に応じて供給する
などです。
そして、冬に溜めていたもの(隠れていた)が動き出すのでイライラしやすくなったり、
・癲癇などの痙攣の発作
・前庭疾患
などの大きな症状を発症することがあります。
他にも、日常的に観察しやすい小さい症状もあります。
・目を痒がる(赤くなる)
・涙が増える(涙やけが酷くなる)
・イライラ・怒りっぽくなる
・クシャミや咳が多くなる
・爪が割れやすくなる
・お腹がゆるくなる
など、主に上半身の不調が多く出ます。
筋肉にも大きく関わっている「肝」
「肝」に負担がかかり機能しずらくなると、筋肉にあらわれることがあります。
肩こりや痺れ、手足が動かしにくいなど、「あれ?
「トシなんじゃなくて、肩こりかも?」
もし、病気などの心当たりがない場合は、加齢ではなく、
放置しておくと不調や老化の原因になりますので早めにケアしてあ
「肝」のケア方法!その1『 筋肉をほぐすマッサージを』
「肝」が疲れていると、筋肉が固くなりやすくなります。
「肝」に関わりのある「首」「肩」「肩甲骨」の間や体の側面をしっかりマッサージしてあげてください。
特に、前庭疾患が気になるワンコにはマッサージがお勧めです。
【犬にマッサージをするときの注意点】
犬に「痛気持ち良い」感覚はありません。あくまでも優しく、ゆっくりほぐしてあげて下さい。
↑写真の様に、手で包む様に優しくマッサージします。
↑赤線は肝、胆の経絡です。