春の不調改善におすすめしたいケア方法
早寝早起きが基本!
『肝』の時間・・・
体を巡る血が浄化され、血が休む時間 →「23時から午前1時」「午前1時から3時」
全身の重心となり、様々な機能的活動のエネルギーを貯蔵する働きの「胆(たん)」が活発になる時間です。
この時間帯にしっかりと睡眠をとる事で気の巡りがよくなり、新鮮な血が体の隅々まで届ける事ができます。
飼い主さんはお仕事など生活の都合で難しい場合もあるとは思いますが、ワンコは22時を過ぎたら興奮させる様な遊びは避け、ゆったりと過ごさせてあげて下さい。
特に、脳炎・癲癇・痙攣発作・前提疾患のあるワンコ、興奮しやすい・イライラしやすい(すぐガウガウしちゃう!)ワンコにもとても有効な睡眠です。
可能なら暗めの落ち着ける場所でゆっくりさせてあげて下さい。
認知症のワンコにもおススメです。
首と腰を温かくしましょう
春は、筋肉も影響を受ける季節です。
特に首や腰は固くなりがちです。
飼い主さんも経験のある方がいらっしゃるかもしれませんが、この時期、ぎっくり腰や肉離れなど、筋肉系の不調も多くなります。
ワンコも飼い主さんも、首と腰は冷やさないようにしてあげて下さいね。
「小桃は腹巻きしてお散歩してるよ」
ツボマッサージを取り入れて!
巡りを高めるために役に立つツボは、
風池(ふうち)・肝兪(かんゆ)
それぞれのツボの位置とマッサージの仕方やポイントをご紹介します。
※長時間マッサージする必要はありません。数秒でも充分な効果があります。
長くても全部合わせて15分以内で終わらせる様にしましょう。
※犬に「痛気持ちいい」感覚はありません。あくまでも優しくマッサージしてください。
《 先ずは全身の皮膚を揺り動かしてみましょう 》
気の巡りが悪いと全身の皮膚が固くなりがちです。
まずは優しく手全体を使ってワンコの皮膚を揺り動かしてあげて下さい。
ワンコは滞っていたり、コリがある場所は不快に感じ、嫌がる事があります。
無理に頑張らなくて大丈夫です。1〜2秒触れて揺らすことから始めて下さいね。
《 風池(ふうち)》
・位置:
頭の後ろの★印の所で、耳の下と背骨の間の首の両側にある窪みの中にあります。
・作用:
頭に昇った熱を追い払い、気持ちを落ち着かせてくれます。
・ツボマッサージの仕方:
20秒ほどゆっくり指圧します。
《 肝兪(かんゆ)》
・位置:
背中側の肋骨を上から数えて9番目と10番目の間の背骨の両側にあります。
肩甲骨ラインのちょっと下の☆印の場所を目安に。
・作用:
肝臓のバランスをとり、強化してくれます。
・ツボマッサージの仕方:
優しく押す様にマッサージしてください。
血をしっかり作るごはんを意識しましょう!
肉球がカサカサだったり、毛艶が悪かったり、パサつきが気になる場合は、肝血(かんけつ)が不足していると言われています。
よく「血が不足してる」とお伝えすると「レバー食べさせます!」と言われる事が多いのですが、この場合、臓物系は脂が多く、消化に負担をかけるのであまりお勧めできません。
食べ物は、血を養う効能がある「ニンジン」がおススメです。
次は、ワンコ薬膳レシピのご紹介です!