冷やさないようにしてあげましょう
梅雨から夏の暑い季節は、安全の為にもクーラーが欠かせません。
しかし、湿度の高い時期でもあるため、クーラーの冷気が身体を浮腫ませてしまう場合が多くあります。
冷えやすい小型犬やシニアのワンコには、腹巻きをしたり、ワンコ用のTシャツを着せるなどして冷えすぎないようにしてあげてください。
ポイントは、「温める」というより「冷やさない」ことです。
こちらは、小桃が使っている腹巻きです。
小桃は、7キロ後半のパグです。
10歳くらいの人間の子供用を使用しています。
ワンコ用の腹巻きも販売していますが、小さなワンコはヘアターバンなどで代用しても良いと思います。
冬の防寒にもお勧めです。
運動で巡りを良くしよう
「気、血、水」の巡りを良くするために、適度な運動はとても大切です。
ただ、無理をする必要はありません。
涼しい時間に気晴らし程度に外に出てみたり、動くのが難しいワンコは外気を感じさせてあげるだけでも「気(エネルギー)」が動きます。
ツボ押し・マッサージで浮腫み解消!
《 浮腫み解消マッサージの仕方 》
先ずは、全身の皮膚を優しく揺り動かしてあげます。
関節に痛みのあるワンコは、ツボ押しを嫌がる事がありますので、これだけでもOKです。
体がほぐれてきて痛みが軽減してきたらツボ押しマッサージにもチャレンジしてみて下さい。
《 浮腫みに効くツボを紹介 》
★ 合谷(ごうこく)
前足の第一指と第二指の間にあります。
優しく10〜60秒くらいさすってあげて下さい。
頭部から喉にかけての全ての病気、症状に使えます。
写真の赤丸の中の星マークの所です。
★ 足三里(あしさんり)
後ろ足の外側で、写真の赤丸のなかの★印の所です。
小さな円を描く様に10〜15秒マッサージをします。
胃腸のツボとして有名ですが、浮腫み解消にも有効です。
胃は、乾燥も過度な湿気も苦手ですので、ツボ押しマッサージで動きを良くしてお水を巡らせ、排出してあげて下さい。
★ 腎兪(じんゆ)
腰痛の2番目と3番目の間の背骨両側にあります。
前後にさするようにマッサージをしてあげて下さい。
水関係、腎臓、アンチエイジングのツボです。
ここは冷えると不調を招きますので冷やさないようにしてあげてください。
写真の赤丸のなかの★マークの場所です。
※ワンコに「痛気持ちいい」感覚はありません。
あくまでも優しくマッサージしてあげて下さい。
長時間ほぐす必要はありません。全てのメニューを行うとしても、最長で10分〜15分程度で終わらせて下さい。