立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ猛暑日が続いています。
夏バテや熱中症予防のために「水分補給」や「体に熱をこもらせない」のも大切ですが、「体内に余分な水が溜まる」や「体が冷え過ぎてしまう」とバランスが崩れやすくなり、熱中症や夏バテなどの体調不良になりやすい状態になります。
適度な水分補給をして、薬膳ごはんやマッサージでしっかり余分な水出しをして、巡りの良い体でお過ごして下さい。
先日、我が家の愛犬であり、ワンコ薬膳のアシスタントでもある小桃が乳腺腫瘍の摘出手術を受けました。
幸い腫瘍は良性でしたが、再発する可能性や高い確率で悪性になる場合があること、小桃の年齢や体質を考え、獣医さん(東洋医学を勉強されていて、鍼灸師の資格もお持ちです)と相談して左の乳腺を全て摘出することにしました。
幸い緊急性はなく、手術まで3週間近くありましたので、手術日に向けて小桃の体作りなどの準備を充分にすることが出来ました。
今回のワンコ薬膳は、「愛犬の手術前に飼い主さんができること」と「小桃の手術のお話」です。
「大手術だよー頑張ったよー」
短頭種は呼吸が心配、まずはダイエット!
小桃はパグという犬種で、短頭種という鼻の短い種類です。
この種類のワンコは、頭の構造上呼吸器が弱く、疾患になりやすいです。
手術などの時は、麻酔のリスクが高くなります。
加えて小桃は我が家に来る前に軟口蓋の手術の経験があり、呼吸器関係に少々不安がありました。
そこで、獣医さんと話し合い、ダイエットをして100〜200gほど体重を減らすことにしました。
体重を適度に減らすことで呼吸がしやすくなり、麻酔のリスクの軽減が期待できます。
短頭種のワンコだけでなく「逆くしゃみが多い」「イビキが大きい」「呼吸音がゴロゴロ、ゼーゼーしている」というワンコは体重を減らすだけで改善する事が多いのでおススメです。
※あくまで無理のなようにしてください。
「ご飯減らされたの、ショック」
※1日おきに1割減らしたご飯で減量しました。
(普通の量→減量ご飯→普通の量)
手術は体にとっても大仕事!エネルギーと血液は作っておく
手術は、傷口が小さくても大きくても血とエネルギーを消費し失います。
体調や病気によっては難しい場合もありますが、可能でしたらしっかりと血になるご飯を食べておくと手術に耐え、その後の早い回復が期待できます。
同時にエネルギーになる物も一緒に食べてあげると体力も補ってくれます。
体の負担にならないように、出来るだけ消化しやすくして食べさせてあげて下さいね。
《 おすすめの食材 》
青魚 牛肉 豚肉 白米 山芋 ジャガイモ サツマイモ 黒キクラゲ 椎茸 ビーツ ほうれん草 キャベツ など
※ヒート前後 産後ケアにも良い食材です。
次は、手術前におすすめな「犬のツボマッサージケア」です。