次は、アレルギーのある愛犬と暮らす飼い主さんに知っておいてほしい!
『身体からのアレルギーサイン』と『アレルギーケアに大切な胃のケア』についてです。
身体からのサインって?
身体は「ここが疲れたよー。調子悪いよー。」とたくさんのサインを出してくれます。
ほんの一部ですが、ご紹介します。
《「鼻水」「クシャミ」「咳」》
咳は、心臓性の場合もあります。
今回はあくまでアレルギー反応としてのお話です。
*花粉やハウスダストに反応しているとき、透明な鼻水やヨダレが出ること多いです。
この場合は、肺などの呼吸器が冷えています。
肩甲骨の周りをマッサージしたり、豆乳や納豆で肺のエネルギーを補ってあげて下さい。
*鼻水に茶色や赤、黒い色が付いているとき
この場合は、熱がこもっています。
こちらも肩甲骨周りのマッサージをして、小松菜や蓮根で余分な熱をとってあげて下さい。
《「後ろ足の内側」や「口の周り」湿疹 》
胃が疲れている、または胃にお水が溜まっている場合が多いです。
ご飯を1割程度減らしたり、脂の多い食べ物は避けてみましょう。
大根や白菜、カブでお腹を労ってあげましょう。
《「お腹から脚の付け根」の湿疹 》
ここは、肝・胆の経絡です。
お水と熱が上手く巡らず、頭も熱くなりやすいです。
ストレスが原因である事も多く、毛が抜けてしまう事もあります。
香りの良いセロリやピーマンで滞りがちな気の流れを良くし、夜22時以降はゆっくり寝かせてあげましょう。
また、ストレスが原因と考えられる場合は、その原因を出来るだけ取り除くか、影響を小さくしてあげて下さい。
《「陰部」または「陰部周辺」の湿疹 》
腎系・生殖系の弱りが出ています。
体温のコントロールが上手くいかず、冷えのぼせなどの症状も出やすいです。
腰周りを腹巻きなどで冷やさないようにしたり、昆布や椎茸の出汁、黒ゴマや黒豆、キャベツ、ブロッコリーで腎のエネルギーを補ってあげましょう。
腰のマッサージも有効です。
「小桃は、咳やクシャミが出たり、お顔が腫れちゃうの」
アレルギー症状が強く出るときは、お薬を頼って下さいね。
ちなみに小桃は漢方を飲んでいます。
【我が家が人もワンコもお世話になっている 漢方薬局「元気堂」】
ネット、電話相談、配送もしてくれます。
生薬を粉末で処方してくれますので、ワンコも摂取しやすくおすすめです。
http://www.kanpo.co.jp/
意外と大切!胃のケア
どのアレルギーでも共通してケアしたいのが「胃」です。
東洋医学では、胃は口から入った食べ物や水分を消化、吸収し、熱を作り、エネルギーや血液、体液を生み出す体の中心的な臓器です。
胃が疲れていると消化吸収能力が下がるだけでなく、浮腫みやすくなります。
疲労や怠さが残り、免疫力の低下にも繋がります。
そして、アレルギーのワンコに共通しているのが「胃の疲れ」です。
「え?うちの子、ご飯バクバク食べるし、食欲もすごいわよ?」と思われるかもしれません。
実は、食欲=胃の強さ・胃の健康ではないのです。
体質によりますが、胃は疲れていたり、弱っていたりすると「胃熱(いねつ)」といって、偽物の食欲を出す事があります。
胃熱は、食べても食べても「食べたい!」という状態になり、お水をやたらと飲んだり異物を食べてしまうワンコも居ます。
アレルギーのあるワンコ(人も)アレルゲンとなる食べ物の消化・吸収・分解が苦手だったり、そこから生まれた熱を上手くコントロールできない体である事が多いです。
アレルギー反応が出る食べ物を避けることはもちろん、消化器系の内臓がきちんと働ける環境を作ってあげることで「気・血・水」が巡りやすくなり、溜まったお水や熱を巡らせ、排泄しやすい身体になります。
ご飯の量を一割くらい減らしたり、消化の良いご飯にしたり、脂の多いものは避けてみて下さい。
お腹を軽~くしてあげましょう。
「小桃もお腹ケアしてるよ」
次は、ワンコ薬膳レシピ『胃腸ケアでアレルギーケア。お腹に優しくお肌に優しいご飯』の紹介です!