今回は、リカバリーのためのツボマッサージでケアをする方法をご紹介します。
小桃の術後マッサージ その1
先ずは優しく体に触れて、皮膚を揺らしてみました。
小桃と泰介がお世話になっている鍼灸師と整体の先生からアドバイスを頂き、首や脇の下、腰回りを中心に全身の水を流すイメージでさすったり皮膚を揺らしました。
※犬に痛気持ち良い感覚はありませんので、あくまでも優しくマッサージしてください。
※「早く良くなって欲しい!」と長時間マッサージしてしまうとかえって筋肉を傷めたり、逆上せてしまいます。
数秒でも充分な効果があります。長くても10分程度で終わらせる様にしてください。
※抜糸前には行わないでください。
特に術後、まだ傷が炎症を起こしている状態で温めたり、マッサージをしてしまうと痛みが強くなったり、傷の治りが遅くなったり、血流が良くなることで傷口が開く事もあります。
必ず抜糸が終わり、獣医さんの許可が出てからにしましょう。
小桃の術後マッサージ その2
人間もですが、体のバランスを決めるのは足指です。
足指の爪の根本を一本ずつ優しく挟み、マッサージをしました。
様々な経絡にも繋がっていますので、あまり動けない麻痺があるワンコ、寝たきりのワンコにもおススメです。
〈 寝起きは要注意!朝一番のちょこっとモミモミ 〉
小桃の場合ですが、寝起きは特に体のコントロールが効かず転んだり、転んだまま起き上がれなくなっている事があります。
特にツボなどは考えず「起きたかな?」と思ったら全身を優しく30秒程マッサージをすると神経症状は落ち着くようです。
「ウチの子も体のコントロールが難しい」「朝一番は急に走り出したり危ない事が多い」というワンコは是非寝起きマッサージをしてみてくださいませ。
「パパがモミモミしてくれるんだよ」
術後のリカバリーにおすすめのツボ
〈 八風(はっぷう) 〉
後ろ足の指の付け根にあるツボです。
足の血行を良くし、体を温めてくれます。体の痛みの緩和も期待出来ます。
麻痺のあるワンコにもおススメです。
指を優しく挟む様に刺激してあげてください。
〈 足三里(あしさんり) 〉
後ろ足の外側で膝のすぐ下の★印の場所にあります。
消化を助け、体のエネルギーを押し上げてくれます。
15〜30秒ほど指圧するか、くるくると円を描くように摩ります。
次は、ワンコ薬膳のリカバリーレシピです!