先ずは目!角膜潰瘍
小桃は角膜に穴が空きましたので、先ずは目の治療とケアを優先しました。
抜糸まではまだあと10日程ありましたのでマッサージなどは行わず、処方された飲み薬と数種類の目薬を獣医さんの指示に従って使用しました。
観察していて「もう少し頻繁に目薬をしたい」など、希望や観察でわかった事は逐一獣医さんに報告し、指示を仰ぎました。
お薬の使い方をちょっとだけ変えたり、種類を変えたり増やしたりと試行錯誤でした。
※小桃の目のケガの様子
目のケガのを発見した時の写真です。苦手な方はご注意下さい。
抜糸が終わり、獣医さんの許可がとれたのでその日から涙腺とマイボーム腺(涙が乾くのを防ぐ油分を出す腺)を復活させるため、ホットタオルとツボマッサージを開始しました。
入院以降、久しぶりのマッサージになりましたので皮膚も筋肉もカチカチに強張っていました。
ホットタオルでフェイスマッサージ
先ずはお顔全体をホットタオルで包み、皮膚を優しく緩めるように揺らしました。
※写真は私がカメラを持って撮影していた為、片手で写っていますが両手で優しく包むようにマッサージしてあげると良いです。
↑涙腺が麻痺している左眼を温めています。
〈 ホットタオルの作り方 〉
タオルを濡らして固く絞り、電子レンジで30秒ほど加熱し、タオルを開いてパンパンと2〜3回振ると適温になります。
※必ずご自身の手で触れて熱すぎないか確認して、心地よい温かさのタオルをワンコに充ててあげてください。
※火傷に注意してください。
目の周りのツボとマッサージ
ホットタオルで温めたあと、目の周りを写真の矢印の方向に優しくマッサージします。
デリケートな場所ですので、あくまでも優しくマッサージしてください。
黄い★は晴明(せいめい)
赤い★は瞳子髎(どうしりょう)
緑の★は承泣(しょうきゅう)
です。
どのツボも目に栄養を与えたり、強化してくれるツボです。
お散歩とお友達の大切さ
今回切実に感じたのはお散歩の大切さです。
「散歩」は犬にとって重要か活動であり、お仕事です。
小桃は安全を確保した上で数分だけでも外を歩き、お友達のワンコと触れ合っています。
特に小桃の場合はお友達のワンコや飼い主さん、可愛がってくれるご近所の方々に会えるのが何よりのリハビリになっているようです。
人間もですが、生き物は使わない機能はどんどん切り捨ててしまうため、不自由でも体を動かさないとどんどん動けなくなってしまいます。
動けるなら数分でもお外に出て日向ぼっこをしたり、風を感じたりと自然の刺激はとても良いリハビリになります。
お散歩が出来なくても、是非飼い主さんが足を優しくマッサージしたり、動かしたりしてあげてください。
「お外は刺激がいっぱい!楽しいな」
※必ず安全を確保してお散歩してください。
次は、ツボのマッサージでケアをする方法です。