初夏が終わり、そろそろ梅雨ですね。
地方によっては例年よりかなり早い梅雨入りとなった場所もある様です。
空気中の湿度が高くなってくると、生き物の体もスポンジの様に水分を吸い込んで体に様々な影響を与えます。
体の奥に溜まった古いお水はいろいろな不調の原因となりますので
軽い運動やマッサージ、薬膳ご飯でしっかりと体内の除湿をしてください。
今回のワンコ薬膳なのですが、先月書かせて頂いた小桃の手術のお話の続きです。
実は、今現在も少々困った体への影響が続いています。
術後ひと月半ほど経過しましたが、日々いろいろな症状が出てきます。
今回は、小桃の体に起こった事や、取り組んでいる事などをお話させて頂きます。
「今回はいつもとちょっと違うお話だよ」
術後1週間…いっこうに治らないフラつきと目のケガの発見
前回お話させて頂きましたが、小桃は麻酔から覚めた時にパニックになり大暴れしてしまった事と、精神的に不安定になり、呼吸に影響が出た為に予定より早く退院してきました。
退院後の小桃は、フラフラと足元がおぼつかず、立つ事も歩く事も困難でした。
その時は「予定より早く退院したからだろう。明日には落ち着くだろう」と思っていました。
ところが自分で排泄できる程度には落ち着いたものの、フラつきは治らず、やたらと目ヤニが出ているのも気になっていました。
そして、目の中に傷があるのを見つけたのは退院して1週間が経った時でした。
直ぐに病院で診察して頂き、おそらく術後暴れた時に傷がついたのだろうとの事でした。
検査の結果、角膜が傷つき、更に麻酔の影響で涙腺もあまり機能していない事が分かりました。
更に体のフラつきも麻酔と極度のストレスによるものではないかとお話されました。
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本来なら術後は24時間点滴をして、麻酔からの回復や血圧の維持や手術中に失われた体液を補充して回復をサポートします。
小桃は早い退院となった為に体への影響が強く残ってしまったようでした。
ただ、早期退院となってもならなくても、体への影響は大小様々です。
実は、全身麻酔の仕組みは「脳の活動を抑えて痛覚を麻痺させる」事はわかっていますが、半分以上解明されていないのです。
麻酔時の体の状態やタイミング、年齢など、いろいろな要因で影響は変わります。
小桃の場合も「これ以上の入院はかえって危険」と獣医さんが判断してくださり、実際呼吸や体調は帰宅して直ぐ落ち着き、ぐっすり眠っていました。
次から次へと出てくる症状な飼い主が嘆いていても仕方ないのでやれる事をやれるだけ頑張る事にしました。
「術後のリカバリーケア方法」に続きます。