今回ご紹介するツボマッサージは、
・お腹の調子が悪い時
・痙攣や心臓に心配のあるワンコが発作を起こす確率を少しでも下げる
など、病院が連休の時もですが、普段も活用できるワンコの体のサポートするツボマッサージです。
【 ツボマッサージで気を付けること 】
・長時間マッサージする必要はありません。
数秒でも充分な効果があります。
体がしんどい時は嫌がる場合がありますので、無理にマッサージを続けなくても大丈夫です。
・ひとつのマッサージにつき長くても5分程度で終わらせてください。数秒摩るだけでもOKです。
・犬に「痛気持ちいい」感覚はありません。あくまでも優しくマッサージしてあげてください。
下痢を和らげるツボマッサージ
《 中脘(ちゅうかん)》
鳩尾とおへその間の☆印の場所にあります。
消化を助け、胃腸を丈夫にしてくれます。
15秒ほど優しく押すか、下向きにマッサージします。
《 三陰交(さんいんこう)》
後ろ足の内側で、☆印の場所にあります。
熱を取り除き、消化能力を高め、下痢による脱水症状を予防してくれます。
人差し指で10秒ほど軽く押してください。
《 合谷(ごうこく)》
前足の内側で、狼爪と最初の指の間の☆印の場所にあります。
大腸経絡の大元のツボで、急性の疾患を和らげ、抵抗力を高めます。
万能のツボとも呼ばれています。
心臓ケアのツボマッサージ
《 肩甲骨の間のマッサージ 》
肩甲骨の間には心臓、肺、心包を強くするツボが並んでいます。
写真の様にマッサージするか、手のひらを当ててゆっくり前後に動かしてください。
《 中脘(ちゅうかん)》
鳩尾とおへその間の☆印の場所にあります。
心臓が弱いワンコが起こしやすい神経性の吐き気や消化不良を和らげます。
15秒ほど優しく押すか、下向きにマッサージします。
《 三陰交(さんいんこう)》
後ろ足の内側で、☆印の場所にあります。
血の流れと内臓の働きを正常にしてくれます。
人差し指で10秒ほど軽く押してください。
癲癇などの痙攣発作を和らげるツボマッサージ
《 湧泉(ゆうせん)》
後ろ足の肉球の☆印の場所にあります。
このツボも万能のツボと呼ばれていて、全身の倦怠感や疲れやすさ、逆上せなどに効果があります。
痙攣の発作を和らげてくれる効果もあるので、癲癇や脳炎の発作の心配があるワンコは是非マッサージしてあげて下さい。
発作中も使えるツボです。
ゆっくりと足先に向かって指圧してあげてください。
次は、ワンコ薬膳レシピ紹介です。