雪の中、楽しく走り回り遊ぶ犬たち!
そんな嬉しそうな姿をみていると、私たちも寒さを忘れてしまいますよね。
でも、安全に雪遊びを楽しむために注意しておきたいことがいくつかあります。
今回は、トラブルになる前に気を付けておきたい3つの予防と対処法
「寒さ対策」「雪玉対策」「肉球ケア」
しっかり対策をして、今しかできない雪遊びを愛犬と楽しんでください!
まずは「寒さ対策」
日本童謡の歌詞から、犬は寒さに強いという認識をもっている傾向がありますが、人が寒さを感じているならばもちろん犬も寒さを感じ、けして寒さに負けない強靭な身体を持っているわけではありません。
アメリカのペンシルバニア州では、「0℃(華氏32℃)未満の寒冷時に、犬を戸外に30分を超えて繋いではならない」という法律が2017年8月施行されました。
犬種や運動意欲の違いによって、寒さへの許容能力に差がありますが、犬の健康にとって、寒さに対するケアはとても大切なことです。
また、心臓や腎臓に疾患のある犬や体温調節機能が働かなくなってきているシニア犬は、特に注意が必要です。
防水や撥水ウェア、合わせて防寒用にもう一枚アンダーウェアを着せるなど、愛犬の様子を見て調整してあげてください。
付かせない!「雪玉対策」
雪の多い地方原産の犬以外、特に長毛の犬種に雪玉予防は必須!
毛についた雪玉は、犬の身体を冷やすだけではなく、動きづらくさせてしまいます。
また、ひとたび付いた雪玉は、ひっぱったくらいでは取れません。
防水・撥水の機能がある全身を覆えるウェアを着せて、雪玉を付けない対策をしましょう。
そして、雪玉は肉球の間の毛にも付きます。
雪遊び前に、これらの毛を短くカットして、できるだけ雪玉が付かないようにしてあげてください。
日頃からしておきたい「肉球ケア」
元気いっぱい走り回る愛犬、その足元を見ると雪上に赤い点、、、「血!」
「肉球損傷」
気づかないうちに、雪の凍った部分で肉球を切ってしまう。
雪遊びのトラブルとして、よくあるケースです。
肉球を守る選択肢として最も有効なのは、「靴を履く」ことです。
靴を履くことで、肉球損傷以外にも凍傷・しもやけ・融雪剤を踏んでの荒れなど、さまざまなトラブルを回避することができます。
ただ、そのためには犬が靴を履くことに慣れるように日々練習をすることが必要です。
もし、靴を履くことに慣れさせる時間がなかったり、神経質で靴を履く練習自体がストレスになってしまう犬などは、日々の肉球ケアをして乾燥や荒れを予防することで、少しでもトラブルを軽減できるようにしてあげることが最善だと思います。
雪遊び中のフォローと遊んだ後のケア
体力のない幼犬やシニア犬はもちろん、元気がある犬であれば雪遊びの楽しさに夢中になり、気づいたらオーバーヒートということもあります。
愛犬の体力に合わせて休憩をしながら、ケガなどしていないかボディチェックをして、安全に楽しく遊べるように犬たちを飼い主さんがフォローしてあげて下さい。
また、雪遊びを後のケアも大切です。
・ケガのチェック
・濡れた身体をタオルドライ&乾かす
・肉球にクリームを塗り保湿
・マッサージ
楽しく遊んだ後は、冷えや疲れを残さないように。
そして身体を温めゆっくり休ませてあげましょう。