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災害時のペットとの避難を考える ~アメリカの事例:ペット同行避難のために事前計画を~

アメリカの場合、最初から避難所には行けない、行きたくない、という人は、あえて避難所ではない場所に行くという選択をしている。
(ハリケーンのように、事前に行動できる場合)
例えば、ひどいアレルギーがあって、避難所のような場所で共同生活が無理だとわかっている人、複数の大型犬を抱えていて、どう考えても、避難所で迷惑になりそうな人、うるさくて、よく吠える犬を抱えている人。。これらの人たちは、あえて避難所ではなく、知人の家とか、隣町のホテルとかに、行くようにしている。
もし、日本の災害時に、「避難所では犬はお断りと言われた」といって、避難をしないで自宅に犬と待機していたとしたら、政府にも責任の一端があると思う。
だが同時に、責任ある市民として、特に台風のような予測ができる場合は、それでもちゃんと避難してほしい。自分と、ペットの命のために

+++

ロサンゼルスでは、犬5頭以上の多頭飼育の家庭・施設・愛護団体には、
「避難命令が出た時は、どうやって、どこに動物たちを避難させるのかという計画書」の提出が義務ずけられている。
緊急時の避難所は、オープンに、誰でも受け入れる、誰をも救済する、という基本に徹底するべきである。と同時に、ペットの飼い主、愛護団体も、「避難所が受け入れてくれなかったから、逃げなかった」と甘んじず、自分の命、ペットの命のために、全力で同行避難を、実行してほしい。
地震、台風、火山爆発、津波。。日本も世界も、多くの災害で命を失ってきた。
「逃げる」必要があるならば、責任を持ってしっかりと逃げてほしい。
その人たちを「保護する場所」は、人種や国籍、収入、年齢性別を問わず、そして家族であるペットがいるかいないか、を問わず、すべてを受けいれてほしい。

「西山ゆう子さんFacebook」より 2019年10月31日転載


西山ゆうこさんは、米国で獣医師として動物たちの医療に携わるかたわら、日本での動物虐待の認知を広めために、SNSでの情報発信や日本国内での講演会をおこなっています。
詳しく知りたい方は、下記URLより情報をご覧ください。
【西山ゆうこさんFacebook】
https://www.facebook.com/dryukonishiyama

災害時のペットとの避難を考える ~アメリカの『スノーボール法』~

吉川 奈美紀

吉川 奈美紀

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(きっかわ なみき)

ヨガ・ピラティス・空中ヨガ インストラクター
メディカルアロマアドバイザー

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