ペットと共に暮らすために
考えたいこと
第4回 ペットが迷子になった
「まず真っ先にすること」
「まず真っ先にすること」
動物病院やお店、電柱などに貼られた迷い犬や迷い猫のポスターを見かける度に、つらい思いをしている飼い主さんや不安であろうペットのことを考えます。
万が一、災害がおきたり、予想もしないことが発生して、我が家のペットが迷子になったら?
もしペットが迷子になってしまったとき、時間が経つほどペットの体力が落ち、危険な状況も増してきます。また、ペットの種類によっては捜索が困難となってくる場合もあります。
迷子札やマイクロチップなど、迷子になったペットが発見されたとき、言葉を話さない動物たちが飼い主さんの元に帰ってくる為の情報をつけていたとしても、無事発見されればこそ役に立つものです。
一刻も早く、大切なペットと無事に再会できるように、ペットが迷子になったとき、真っ先にすること、
そして迷子犬・迷子猫を探すとき、役に立てていただきたい内容をまとめました。
もしもの時に備えて、お読み下さい。
また、ここでは、犬ならどの犬にも、猫ならどの猫にも当てはまる内容を書いています。
同じ場所の全く同じ家から逃げた同じ種類のペットでも、その個体が違えば1匹1匹探し方が違ってきます。
迷子となっている犬や猫のことをいちばん「知っている」のは、飼い主さん自身です。
ペットの身体的特徴や性格、そして動物学的行動パターンとその子自身の行動パターンを考え、探していくことが大切になります。
ペットがいなくなったら、
犬・猫とも共通して一刻も早く行うことがあります。
公共機関への連絡は
いなくなった当日に行いましょう。
一般への情報拡散は
遅くとも3日以内に行いましょう。
動物愛護センター・保健所・警察・市区町村役場・動物病院へ連絡をしましょう。
犬の場合、中型犬以上は1日5km以上移動する場合もあるので、隣接する県や区・市などの公共機関にも連絡をします。
【動物愛護センター・保健所】
いちばん保護をしてくれている可能性が高い場所です。
犬や猫を保護・発見した人が通報したり、捕獲されている場合がありますが、残念ながら動物愛護センターや保健所の相互間では、情報の共有は行っていません。
必ず、隣接する県や区・市の施設にも連絡をします。個体を確認するために、写真つきの手紙や作成したチラシを送るとよいです。また、電話で連絡をしたときは受付してくれた方の名前を必ず聞き、伝えたことは復唱するようにしましょう。情報に間違えや漏れがあった場合、出会えない、間に合わないというケースもあります。2~3日ごとに電話をかけたり、飼い主さん自身が訪ね保護されていないか確認をするといいでしょう。
【警察】
迷子犬や迷い猫を見つけると警察に届ける方がいますので、その時のために連絡しておきます。なお、警察は相互に情報を共有していますので、最寄りの警察署に連絡すれば大丈夫です。警察では、ペットは「落とし物」扱いになります。特徴やいなくなったときの状況、こちらの連絡先を伝えましょう。
【市区町村役】
迷子犬・迷い猫を見つけると、市区町村役場に届ける方もいますので連絡しておきます。
【動物病院】
動物病院にはペットを飼っている人が来ます。ペットの大切さを理解し親身になって情報をくださる方が多くいますので、近くの動物病院には連絡しておきましょう。後日ポスターを貼らせてもらえるようにもお願いをしておきます。
公共機関への連絡が終わったら、一般への情報拡散です。
次回は、とても重要なポスター(チラシ)をつくり、ポスターを貼る・チラシを配る。
そして、ネットの掲示板やSNSへの書き込みをご紹介します。
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GORON 吉川奈美紀
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