浮腫みや冷えには食べ物も重要な要素です。
今回は、お腹(内臓)を温め浮腫みを解消するワンコ薬膳ごはんのレシピを紹介します。
** ワンコ薬膳レシピ紹介 **
《 浮腫み解消!お腹を温めるカツオごはん ⦆
〈 材料 〉1食分
鰹…51g
炊いたご飯…34g
パクチー…9g
カボチャ…9g
トマト…8g
ブロッコリー…8g
※分量は我が家の愛犬小桃(8歳 シニア 7.9kg)を基準にしています。
※手作りご飯を与える時の一食分の目安は対象のワンコの頭の大きさです。体調や年齢を考慮して調整してください。
〈 下準備 〉
・パクチーは細かく刻んでおきます。
・繊維が気になる場合は茎を避け、柔らかい葉の部分だけを使用します。
・カボチャ、トマトは皮を剥き、種を取り除きます。
・鰹は、骨がある場合は取り除きます。(茹でるなど、加熱しておくと取り除きやすいです)
〈 手順 1 〉
お鍋にカボチャとトマト、そして具材にかぶるくらいのお水を入れ、火にかけます。
〈 手順 2 〉
〈手順1〉に火が通ったら鰹・ブロッコリー・ごはんを入れ、更に加熱します。
〈 手順 3 〉
〈手順2〉に火が通ったらパクチーを入れ、30秒程加熱します。
〈 手順 4 〉
火を止め、冷めたら盛り付けて出来上がり。
薬膳豆知識 食材の効能をご紹介
「鰹」
生命力の貯蔵庫であり、体内の水分を調整してくれる「腎」を温め、足腰の冷えや怠さをとってくれます。
利尿作用もあり、余分な水分も追い出してくれます。
「白米(ごはん)」
活動のエネルギー源になってくれます。
消化吸収機能を回復させたりイライラを解消してくれます。
食べ過ぎると浮腫みますので量に注意です。
「パクチー」
胃の働きを助け、消化を促進してくれます。
気の巡りを良くしてストレスを解消してくれます。
食あたりの予防にもなります。
「カボチャ」
消化器系の働きを助け、体を温めて疲労を回復させてくれます。
お腹が弱っていたり、冷えによる下痢にも効果があります。
我が家ではお腹の調子が悪い時にカボチャ粥で食べます。
「トマト」
胃の働きを正常にし、消化を助けて食欲を回復させてくれます。
肝の働きを助け、解毒効果もあります。
体を冷やしますので気になる方は身体を温めるものと一緒に食べさせてあげて下さい。
「ブロッコリー」
腎系の働きを高め、虚弱体質を改善してくれます。
胃腸の働きを高め、アンチエイジング効果もあります。
夏の浮腫みや冷え、前回のお話の湿熱対策は秋冬の乾燥、冷え対策にもなります。
特に「寒くなると関節痛が気になる」という飼い主さんは今のうちに浮腫みをとってあげて下さい。
少しでも快適に梅雨を乗り切れますように。