今年の夏は暑く、8月初旬にそれは起こりました。
「さくら」は、2年前の秋、里子として我が家の家族になった、トイプードル2.8kgの女の子です。
午後1時半頃、いつもの様にクーラーのきいた居間でお昼寝をしていたんですが、突然気でも狂ったかのようにギャンギャン(いつもはキャンキャン)鳴きながら、走り回るというより転がるように(いつもは走り回る子ではありません)2m位転がったあと、家具に当たり止まりました。そして、同時にけいれんが始まりました。
体は丸く固くなり、口からは泡をふいてけいれんをお越し始めたのです。
その時間はとても長く感じたのですが、冷静になり考えてみると、1分半~2分位だったと思います。一旦けいれんが止んだ後も、ひどくはないのですが、体の硬直が3~4回くり返されました。
すぐにかかりつけの獣医さんに行き、体温・血液検査・レントゲン等、調べて頂きましたが、はっきりとした原因は不明でした。
体温は平熱だったので熱中症ではなく、心臓肥大の持病から引き起こされた症状でもありませんでした。(心臓機能が原因である場合、舌が紫色になるそうですが、舌はピンク色でした)
さくらは我が家に来た頃から、血糖値が高く(糖尿病ではありません)心臓肥大の症状はあります。そのどちらもけいれんにつながる事もあるそうです。
あれから1ヶ月以上たちますが、けいれんも起こさず元気に過ごしています。
さくらの発作の原因を知りたいと思い、てんかん発作を起こしている犬の動画をインターネットで数多く見ました。
その中で、脳腫瘍の為にけいれんを起こした一匹のミニチュアシュナウザーの症状が、さくらの症状と似ていました。
現在は、心疾患のための投薬治療を続けながら、再びけいれんが起こらないように願い、様子をみている状態です。
さくらちゃんの飼い主さんより[編集 / GORON 吉川奈美紀]