トラブル

被災地に残されたペットの救済 〜 被災地に学ぶこと 3 〜


西山ゆう子さんの情報サイトより(2020年7月25日)
https://yukonishiyama.com/disaster-pet-rescue/

今回の救出劇

今回の救出に関して、私は実際の詳細や事実は知りませんし、ニュースを読んだだけです。
そして、無事に犬と猫が救われ、孤立住民も安全に避難所に移動できた訳ですから、それに異論はなく、素直に喜ばしいことと感じています。
ただ、ジャーナリストの目からすると、今回の行動は、おそらく何かのシステムの不協和があったと感じられたのだと思います。
実際、氏の最後の別のケースの動画では、今にも溺れそうな浸水状態のボートから、人と猫と一緒に、ロープでヘリコプターから救助されています。
こういう状態が、一番優先順位が高い救済なのでしょう。

ともすると、犬猫だからといって後回しにしないで、という感情論になりがちですが、被災地における3つのポイントをしっかりと学んだ上で、自分だけの行動に出ないよう、チームで動くのが最も大切なことです。

おそらく、今後、日本でもアメリカでも世界的に災害時の救済において、人々が学んでいくべきことはたくさんあります。

一個人から「自分の自宅のペットを助けて」と依頼が入った。
それに対し、今行ける人がいる・ヘリコプターがある・飛べる人がいる、だから行く、ではないのです。
現在の他の状況・天候・関わっている人の人数や把握している状況など、総指導官のところへ一旦情報が収集され、その上で、いつ・どういう形で救助を依頼されたペットを助けるべきか、、、
迅速かつ安全に、そして平等に行わなくてはなりません。
そのために、有事の時の準備訓練に始まり、警察や自衛隊、行政を交えた多組織で潤滑に活動する練習も必要かと思います。

被災から学ぶ

東日本大震災での津波被害の時に、私たちは、放射線汚染地域に残されたペットたちの救済に関して、ある団体が自らの意思で保護をし、ある飼い主はそのために離れてしまったという苦い経験もしました。

あれから、飼い主権やボランティア活動や不妊去勢手術の必要性について、皆で話し合って考えをまとめてきました。
マイクロチップや同伴避難、同行避難の重要性も学びました。
そして、これからも私たちには、さらに学ぶことがたくさんあります。

総司令官を中心に、現場でのチームワークとリスペクト。
一人でも多く、一匹でも多くの命が安全に救われるために。。。

以上は、私個人の一般論としての意見であり、今回の救出に関与した個人や団体を中傷誹謗する意図はありません。
ご理解いただけたらと思います。


犬も猫も人も助かってよかった、だけではない。
ひとりでも多くの人が日頃から避難について考え、「助かってよかった、だけではない」ことを意識をして、避難行動をするきっかけとなれたら幸いです。

GORON 吉川奈美紀

被災地に残されたペットの救済 ~被災地に学ぶこと 2 ~

吉川 奈美紀

吉川 奈美紀

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(きっかわ なみき)

ヨガ・ピラティス・空中ヨガ インストラクター
メディカルアロマアドバイザー

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