介護ケアに役立つマッサージ
体が不自由なワンコの血流を良くするマッサージをご紹介します。
※犬に「痛気持ちいい」感覚はありません。
あくまでも優しくマッサージしてあげてください。
今回のマッサージはツボではなく、主に筋肉に焦点を当てています。
提示する時間がいつもより長めですが、慣れないと嫌がる場合もあります。
数秒でも効果がありますのでゆっくり慣らしてあげてください。
1. 先ずは、全身をナデナデ
ウォーミングアップとして全身を撫でます。
先ずは頭から尻尾の方へ→頭から両前脚へ→頭から両後脚へと撫でます。
ゆっくりと2分ほど行うのかベストですが、体が固まってると撫でられるのを不快に感じる事があります。
その場合は、数回撫でてお休み→また数回撫でるを繰り返してみてください。
2. 次に、首のマッサージ

先ずは胸骨柄(きょうこつへい)を探します。
両肩から真っ直ぐ胸の方を辿っていくと真ん中辺りで当たる骨が胸骨柄です。
写真の☆印の辺りにあります。ここから耳の方に向かって両側から首の筋肉があります。
胸骨柄周辺を優しくマッサージするだけでもとても効果的です。数秒でもかなり効果があります。
耳から胸骨柄に向かって優しくゆっくり2分ほど撫でてあげてください。
※嫌がるようでしたら数秒からでOKです。
3. さらに、足の付け根のマッサージ
足の付け根を手で挟むようにして2分ほど摩ります。
前脚、後脚とも外側、内側を優しくゆっくり撫でてあげてください。
数秒でも効果があります。
4. 最後に、足指のマッサージ
「神経は先端から再構築される」と言われています。
体が不自由になったり、四肢が麻痺しているワンコにはとても大切なマッサージです。
足指を優しく前後左右に開いたり、一本ずつ優しく摩ってあげてください。
あると便利!介護に役立つグッズ
犬・猫用のブドウ糖
こちらは頂き物なのですが、小桃が食欲がない時や、元気のない時にご飯に混ぜて食べさせています。
サッと溶けてくれるので小桃も食べやすく、体力の回復に一役かってくれてます。
※袋にも注意書きがありますが、おやつではありません。
与えすぎると健康を害します。必ず容量を守って与えて下さい。
人間用オムツをワンコ用に
こちらは私のInstagramの方でご質問を頂き、掲載したものです。

※必ずテープタイプのオムツをご使用下さい。
パンツタイプは脱ぎ履きをさせづらいです。
老犬の股関節への負担にもなります。

《 オムツ選びの注意点 》
ワンコのウエストサイズを測り、ワンサイズ上のオムツがおススメです。
人間とワンコは骨格が違いますので、ジャストサイズだと足回りが窮屈になります。
メーカーはお好みです。
今回は小桃の介護レポートをお話させていただきました。
やり方は皆さんそれぞれ、愛犬さんそれぞれだと思います。
私もそうでしたが犬の介護は「どうしたら良いかわからない」事がたくさんあり、生活面ですので獣医さんに相談してもわからない事が多いのです。
今回のお話が少しでもヒントになれば嬉しいです。
「ひとりで悩まないでね」






























