犬が植物を食べる理由は、2つあります。
ひとつ目は、体調管理のため。
ふたつ目は、ストレス解消や退屈しのぎ。
もし、体調不良であれば、その原因を見つけて治療や適切な食事など、植物を食べるのではなく、別の方法で体調管理をしてあげることが必要です。
ストレスを感じているのならば、やはりその原因を探して、ストレスを取り除いて上げれることで毒性のある植物を誤食する危険はなくすことができます。
犬が植物を食べるときに感じている体調不良とストレスの原因について、もう少し詳しくみてみましょう。
こんな体調不良を感じているかも?
犬は、怪我の治療や胃腸を整えるために草を食べます。
体調管理が必要な状況は、3つ。
【 胃腸の調子が悪い(消化不良・胸やけ) 】
昔から「犬は、胸やけ・消化不良を起こした時に草を食べる」と言われています。
犬は、雑食動物ですが肉食動物に近い胃腸をもっています。
腸が短いので、草などの植物繊維を十分に消化できない特徴があります。
ごはんやおやつを見直しながら、草の食べ過ぎにも注意しましょう。
【 ビタミン不足 】
犬の体に不可欠なビタミン。
体の調子を整えるための大事な栄養素です。
ドッグフードを規定量を食べていれば、栄養価に問題はありませんが、それぞれの個体によっては、ビタミンが不足していることもあります。
愛犬が草を食べていることが多ければ、フードにゆで野菜をトッピングしてあげるのもおススメです。
ただ、ビタミンの摂りすぎも体調を崩したり中毒を起こすことになりかねません。
適正量をとれるように、愛犬の食べている量を覚えておきましょう。
【 誤飲した物や溜まった毛玉を吐き出すため 】
犬は、食べた草で胃を刺激して、誤飲したものや溜まった毛玉を吐き出すします。
ストレスがある時・退屈なとき、草を食べる犬
犬は、運動不足や環境の変化など精神的にストレスを感じたとき、草を食べることがあります。
また、退屈しのぎに身近な植物を咬んだり、おもちゃ感覚で口にしていることも多くそうです。
適度の運動や飼い主さんとの遊び、刺激を感じ過ぎず休めるスペースをつくってあげるなど、愛犬の状況に合わせたストレス解消法を探してみてください。
次は、具体的に犬が食べていい植物と特に注意すべき毒性のある植物についてです。