立春を過ぎ、暖かい日差しも感じられるようになりました。
暦の上ではもう春ですね。
春は、五臓の「肝」が最も働く季節です。
【参考】ゆるっとワンコ薬膳のススメ 第7回 ~五臓のお話 『肝』
https://goron.co/archives/8296
「木の芽時」
春は、冬の間に溜めていたエネルギーが芽をだし、上へ上へと活動的に伸びいく季節です。
それは、人や動物も同じで「気(エネルギー)」や熱が上りやすくなります。
「気」を巡らせる力の弱い場合、エネルギーを上手く発散する事ができず、上半身の不調となって現れる事があります。
(前庭疾患・てんかん・くしゃみや鼻水・イライラ)
これらの症状がなくても、
頭から肩甲骨の辺りが熱い・身体の横のライン(「肝」の経絡)の被毛がパサパサしている場合
→ 上から下へと流すように撫でさする
てんかんなどの心配がある場合
→ 頭を下げて冷やしてあげる
と、楽になります。
「肝」は、筋肉にも大きく関わっています。
「肝」に負担がかかり過ぎていると、
・肩こり
・痙攣
・痺れ
・足腰が動かしにくい
などの症状が出る事があります。
どれも注意したいのですが、侮れないのが「肩こり」
ワンコの場合、前脚に6割くらい体重を乗せて立っているので、肩こりが原因で首が動かなくなったり、お顔が傾いてしまったり、ご飯が上手く食べられないなどの症状につながってしまう事もあります。
重度のとき、立ち上がりにくい・上手く歩けなくなってしまう事もあります。
*肩こりチェックの仕方*
ワンコの肩周りや首を触って、筋肉の硬さをチェックしてみましょう。
筋肉の凝りの判断基準は、皮膚がしっかり摘めるくらい伸びるかどうか?
凝っていたら解してあげましょう。
*ほぐし方*
「イタ気持ち良い」感覚は、動物にありません。
皮膚を揺り動かすようにマッサージをしてあげてください。
次に、春ケアのレシピ『血を巡らせよう!「牛肉と菜の花のおじや」』を紹介します!