見て、触って!ワンコの肉球で体質診断
今回は8つのタイプに体質を分けました。
チェック項目の多かったものがワンコの体質です。
体質がひとつだけでなく、複数重なる事もあります。
ちなみに「あれ?どれも当てはまらないなあ」という場合は健康優良ワンコです!
そして、8タイプの体質ごとの「おすすめ養生」と「おすすめ食材」をご紹介していきます。
血がドロドロ…滞ってる?瘀血(おけつ)タイプ
血液がドロドロになり、血流が悪く、腫瘍などの塊が出来やすくなったり、あちこちに痛みが出る事もあります。
元々の体質もありますが、運動不足やストレス、食べ過ぎも大きな原因となります。
《 チェック項目 》
✔ 肉球や皮膚にザラつきがある
✔ 肉球の色が紫っぽい。青紫。
✔ 皮膚にシミがある。シミが大きくなってきている
✔ 舌にシミや斑点がある
✔ 疲れやすい
✔ 筋肉が固い
《 おすすめ養生 》
・体は冷やさない
・マッサージや温浴などで血行促進
・意識して運動する
・油っこいもの、冷たいもの、味の濃いものは控えめに。
《 おすすめ食材 》
青魚 黒豆 納豆 黒キクラゲ 桃 など
なんだかイライラ、興奮しやすい?気滞(きたい)タイプ
エネルギー(気)の巡りが乱れ、筋肉や皮膚が硬くなったり、自律神経が乱れて体調不良になったり、感情のコントロールがうまくいかず、イライラしたり興奮しやすくなっている状態です。
「別に病気とかじゃないしなあ…」と放っておくと、ますます気の巡りが悪くなり、気と一緒に体内を巡る血流も悪くなり、体調不良になります。飼い主さんの中にも「私気滞かも?」という方、放置せずにちゃんとケアして、ワンコと一緒に元気になって下さいね。
《 チェック項目 》
✔ 肉球が冷たい
✔ 肉球が湿っている
✔ イライラしたり、興奮しやすい
✔ 情緒不安定 分離不安
✔ 腹部に張りがある
✔ 眠りが浅い
✔ 目が充血している
《 おすすめ養生 》
・体側の皮膚を揺らすようにマッサージ
・ゆったりとお散歩して、心と体を緩めてあげる
・頭や耳のマッサージでストレスや緊張を和らげる
《 おすすめ食材 》
三つ葉 セロリ パクチー 紫蘇 バジルなど、香りの良いもの キャベツ ブロッコリーなど
お腹の中がお水でポチャポチャ浮腫んでない?痰湿(たんしつ)タイプ
代謝が悪く、体の中に余分な水分が溜まっていて浮腫んでいる状態です。
東洋医学では「余分な水はしっかり追い出す」が基本なのですが、痰湿タイプは水の流れが滞ってしまい、冷えと結びつくと冷たいヘドロの様な「寒湿(かんしつ)」になったり、熱と結びつくと皮膚炎や痒み、結石の原因と言われる「湿熱(しつねつ)」となります。
胃腸が弱っていると痰湿になりやすいので、消化の良い食事を心がけてあげて下さいませ。
《 チェック項目 》
✔ 肉球がかなり湿っている ベタついている
✔ 肉球がボテっとしている
✔ 体が怠そうにしている
✔ 肉球が臭い
✔ 口の中がネバネバしている
✔ 便が柔らかい 軟便気味
✔ よく吐いている
✔ 雨の日は元気が無い
《 おすすめ養生 》
・体をちょこちょこ動かす
・食べ過ぎない
・油、脂の多いもの、冷たいものは避ける
《 おすすめ食材 》
小豆 黒豆 昆布 大根 白菜など
体がカラカラ…乾燥してる?気血津液不足タイプ
「津液(しんえき)」とは体内にある血液以外の液体の事です。
このタイプは気、血、津液が不足してしまい、カラカラになっている状態です。
体力が落ちていたり、免疫力も下がってしまうので感染症などにもかかりやすくなってしまいます。
体をしっかりと休め、血を補給して体を潤わせてあげて下さい。
《 チェック項目 》
✔ 肉球が乾燥している カサカサ
✔ 肉球に弾力が無い
✔ 爪が割れている 割れやすい
✔ 口、喉、目が乾燥している
✔ 被毛がパサパサしている
✔ 尿量が少ない
✔ 便が固い コロコロ便
✔ 体が熱い 火照りがある
《 おすすめ養生 》
・ゆったりと過ごす
・睡眠をたっぷりとる
・ジャーキーなど、味の濃いものは避ける
・乳製品は控えめに
《 おすすめ食材 》
鶏肉 牛肉 卵 豚肉 山芋 白キクラゲ トマトなど
次は、残りの4つの体質についてのご紹介です。