健康・病気

ペットの医療・健康 第19回 アレルギー性皮膚炎

ペットの医療・健康
     

第19回 アレルギー性皮膚炎

    


「アレルギー性皮膚炎」ってどんな病気?

動物の体には体内に異物が侵入したとき、その異物に対抗する抗体がつくられ、体を異物から守ろうとする機能があります。
その抗体の働きが過剰になり、悪影響を及ぼすのが「アレルギー」です。
「アレルギー性皮膚炎」は、体が異物して反応する対象により3種類にわけられます。

1.食事性アレルギー性皮膚炎
アレルゲンとなりうる食物の種類は多くあります。
その中で特に多いのは、主にタンパク質が原因になるケースです。
症状としては、食餌を摂取した後から口の周りをかゆがったりする局所的なものから、全身に強い痒みを起すものまでさまざまです。
2.接触性アレルギー皮膚炎
身の回りにあるあらゆるものがアレルゲンとなります。
例えば、じゅうたん・毛布・食器(プラスチック、ステンレス製など)・首輪、シャンプーなどです。これらと接触することにより接触した部位に炎症が起こり、かゆみが強くでてしまいます。
例えば、じゅうたんがアレルゲンであればおもに腹部にかるみがでて、食器がアレルゲンならば口にかゆみがでます。
3.アトピー性皮膚炎
人の場合と同様に遺伝が関与していると考えられ、免疫反応が過剰に起こっている状態です。吸引性アレルギーとも言われ、ハウスダスト、花粉、ダニ、カビなどがアレルゲンとなり、これらを吸引することによって発症します。
 
最近では、「アトピー性皮膚炎」が増えてきています。

見られる症状

アレルギー性皮膚炎の症状としては、
     ・皮膚に赤いブツブツができる
     ・皮膚がただれる
     ・かゆみが発生する

などがあります。
犬や猫のかゆがる動作には、「なめる」「ひっかく」「咬む」などがあります。
愛犬・愛猫がこのような動作を頻繁にしていたら注意して様子を観察しましょう。
 
【参考】アレルギー性皮膚炎が出やすい部位
     顔面 … 食事性アレルギー性・接触性アレルギー・アトピー性
       … 食事性アレルギー性・接触性アレルギー・アトピー性
     腹部 … 接触性アレルギー・アトピー性皮膚炎・ノミアレルギー性
     四肢 … アトピー性
     尻尾 … ノミアレルギー性
     脇の下… 接触性アレルギー・アトピー性
     全身 … 食事性アレルギー性・接触性アレルギー・吸引性

日常生活のなかでの予防法と治療法

犬や猫のかゆがる動作を頻繁に繰り返していたら、まずはそのどうなものがかゆみの原因になっているのかを病院で検査してもらいましょう。
そして、皮膚炎の原因となっているアレルゲンとあるものを取り除いた生活をすることが基本です。
食餌性アレルギー性皮膚炎には、「食事療法」
アトピー性皮膚炎には、「薬物療法」
アレルギー性接触性皮膚炎には、生活環境の見直しを行っていく

犬や猫が「かゆがる」しぐさはよく見られ、その原因はアレルギー以外の場合(ストレスなど)も考えられます。その状況を獣医師に伝えることが、原因の早期発見・早期治療につながります。
そのため、愛犬・愛猫の日々の様子を飼い主さんが観察することが、とても大切なのです。

2015年5月8日掲載

 

 

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GORON 吉川奈美紀

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