今回は、乾燥対策に役立つつぼ押しマッサージをご紹介します。
つぼ押しケア
○ 肺兪(はいゆ)
【 肺兪の位置 】
背中側、肩甲骨の間の★印の所にあります。
呼吸の流れを良くし、体の上部に水分を与えてくれます。
前後に優しく小さく摩る様にマッサージします。
肺兪のマッサージの時に観察して頂きたいのが「肩甲骨の間」です。
ここに人間の指が入る隙間が無いくらい固まっていると呼吸が浅くなっていたりする事があります。
固まっている様でしたら優しくマッサージしてあげてください。
○ 天突(てんとつ)
首の前側の★印の所です。
肺のエネルギーを正常に動かしてくれます。
特に気管支炎や喘息の咳に効果があります。
ツボを軽く押すか、下向きに摩ってあげて下さい。
○ 大腸兪(だいちょうゆ)
背中側の★印の辺りです。
少し窪みがあります。
大腸のバランスをとってくれますので、便秘と下痢両方に効果があります。
ここを優しく15秒程押します。
冷えている時は、腹巻きなどをして温めてあげて下さい。
是非若いうちからケアを!
気管や肺、肌の弱いワンコ、シニアのワンコはもちろんですが、人間と同じで若くて元気な時から少しづつケアしてあげるのも大切です。
また、肺は「悲しみで弱る」とも言われています。
例えば同居していたワンコや大好きなお友達とのお別れを経験し、秋冬に体調を崩してしまう事もあります。
(お心当たりのある方はワンコ、飼い主さん共にケアして下さい)
東洋医学では、秋は「早寝早起き、ゆったりと過ごす」季節です。
ワンコも飼い主さんもしっかりと体を養い、寒い冬に備えてあげて下さい。