桜の花も散り、新緑の季節になってきました。気温も上昇して初夏の気配も感じられます。
気持ちの良い季節は、愛犬たちとお出かけやお散歩を穏やかに元気に楽しみたいものですよね。
ただ、今年の陽気はかなり強烈で、いきものたちはみんな強い影響を受けやすい年となっており、体調管理やケアがより大切になっています。
今回は、体調管理やケアにぜひ役立てていただきたいお話です。
「体質って性格にも影響するんだよ」
大きく分けて8つ!あなたと愛犬さんはどんな体質?
今回は東洋医学の見地から体質を8つに分けました。
・気虚(ききょ)
・気滞(きたい)
・血虚(けっきょ)
・瘀血(おけつ)
・陰虚(いんきょ)
・痰湿(たんしつ)
・陽虚(ようきょ)
・陽盛(ようせい)
ワンコと飼い主さんも診断できるように項目をつくりました。
是非ワンコと一緒に飼い主さんの体質もチェックしてみて下さい。
少しですが、体質ごとにケア方法もご紹介しています。
おとなしい?元気がない?「気虚(ききょ)」さんタイプ
《 診断チェック項目 》
朝起きるのが苦手 起きられない
体が重だるい 怠そう
疲れやすい
すぐ息切れする
汗をかきやすい
食後にすぐ眠くなる 寝てしまう
胃腸が弱く、下痢しやすい
風邪をひきやすい
冷え性 手足、肉球が冷たい
集中力が続かない 大人しいのにトレーニングが入りづらい
《 舌の形で診断 》
フチに歯型がついている
色が薄めのピンクで、ボテっとして腫れぼったい
《 ケア方法 》
・無理をせず、休息をしっかりとる
・無理なく体を動かす
・短い距離で良いのでゆっくりお散歩する
・生野菜を避ける
・乳製品、甘いものの食べ過ぎに注意する
・しっかり睡眠をとる
《 おすすめしたい薬膳食材 》
体を温める食事を心がけましょう!
鶏肉・牛肉・鮭・米・豆類・かぼちゃ・ニンジン・サツマイモ・シイタケなど
おこりんぼさん?「気滞(きたい)」さんタイプ
《 診断チェック項目 》
おこりっぽく、イライラしている
他のワンコに敏感に反応したり、攻撃的に吠える
情緒不安定
ゲップやため息、オナラが出やすい
お腹が張っている(膨満感がある)
皮膚が固い 触れられるのが苦手
喉や胸につかえ感がある
食欲にムラがある
ストレスで体調を崩しやすい
寝つきが悪い
PMS(月経前症候群)がある
《 舌の形で診断 》
左右両側が赤い
舌苔が薄い 白から黄色
《 ケア方法 》
・ハードな運動は避ける
・ゆっくりお散歩する、飼い主さんはストレッチを!
・皮膚を優しく揺らす様にマッサージする
・早く寝る
・目を疲れさせない
・刺激の強い食品は控えて、消化吸収の良い食事を心がける
《 おすすめしたい薬膳食材 》
パクチー・三つ葉・紫蘇・セロリ・バジルなどの香草類
飼い主さんは柑橘系もおススメです。
※柑橘系はワンコの胃には消化に負担がかかりますのでおススメできません
次は
・血虚(けっきょ)
・瘀血(おけつ)
・陰虚(いんきょ)
・痰湿(たんしつ)
の体質診断です。