猫と暮らす中、飼い主さんが愛猫にして「ほしいことを褒めてもっとしてもらう」「してほしくないことを減らす環境整備や行動コントロール」など、トレーニング方法を紹介します。
また、犬のようにしつけでコマンドを教えることにもチャレンジしてみましょう!
猫のトレーニングで大切な事
まず猫のトレーニングは、ポジティブリンフォースメントと忍耐と一貫性をベースに行っていきましょう。
また、猫はごほうびや褒め言葉に敏感なので、ストレスをかけずにトレーニングを楽しんで行えるように方法を選んでいきます。
また、個々の猫に合ったトレーニングプランを考え、猫のペースに合わせて進めることも大切です。
《 まず基本のトイレトレーニングをしてみよう! 》
猫のトイレトレーニングは、新しい猫を家庭に迎えたり、トイレの問題を解決したりするために役立ちます。
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適切なトイレボックスの選定:
まず、猫のために適切なトイレボックスを選びます。
ボックスは十分に広く、猫が中に入りやすく、出入りしやすいものが良いです。
また、砂を入れるための深さも考慮しましょう。 -
トイレの場所:
トイレボックスを設置する場所を慎重に選びます。
静かでプライバシーが保たれ、猫が安心して用を足せる場所が理想的です。
キッチンや食事の場所から離れた場所がおすすめです。 -
猫砂の選定:
猫砂は猫が気に入るものを選びます。
多くの猫は砂を掘ることを好むため、クレイタイプや砂利タイプの砂が適しています。
砂のタイプを変える場合は、徐々に切り替えることが良いでしょう。 -
トイレトレーニングのスケジュール:
猫は通常、食後や寝起きの直後にトイレを必要とします。
これらのタイミングを狙って、猫をトイレボックスに誘導します。 - トイレボックスの近くに猫を誘導:
猫がトイレを使うタイミングになったら、猫をトイレボックスの近くに誘導します。
猫がトイレボックスに興味を持つまで待ちましょう。 -
トイレボックス内でのトレーニング:
猫がトイレボックス内に入ったら、そこで用を足すことを促します。トイレの中で砂を掘る行動を見せる場合、それは良い兆候です。 - ポジティブリンフォースメント:
猫が成功したときに褒め言葉やおやつを使ってポジティブリンフォースメントを行います。これにより、猫はトイレボックスを使うことが良い経験であると感じます。 -
定期的な清掃:
トイレボックスは定期的に掃除し、新しい砂に交換しましょう。
猫は清潔な環境を好む傾向があります。 - 一貫性をもって:
トイレトレーニングは猫の個体差に応じて異なる期間がかかることがあります。
忍耐を持ち、一貫性を保つことが重要です。
トイレの場所や砂の種類を変えないようにしましょう。
《 爪のトリミング 》
猫の爪のトリミングは、猫にとってストレスになることがあるため、正しい方法で慎重に行うことが大切です。
猫の爪切りをトレーニングする方法をご紹介します。
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用意するもの:
- 爪切り:特に猫用の爪切りを使用し、刃が鈍くなっていないことを確認します。
- おやつやご褒美:猫に協力的であれば、トリミングの後にご褒美を与えることができます。
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猫を慣れさせる:
- 猫が爪切りに慣れるために、まずは爪切りを見せて匂いをかがせ、猫が近づいてくるのを許します。その後、爪を軽く触ってみて、猫に触れることが怖くないことを示します。
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トリミングの準備:
- 爪切りの刃を猫の爪に近づける前に、猫の足を軽く押して爪を露出させます。この段階では爪を切らないでください。
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爪のトリミング:
- 爪を露出させたら、爪切りを慎重に使って先端を切ります。爪の太さを確認し、血管(血管である「クイック」)に近づけないように注意してください。もしクイックに触れてしまった場合、痛みを感じる可能性があるため、ごく少量しか切らないようにしましょう。
- 初めは一本ずつトリミングし、猫が慣れてくるまで徐々に行います。
爪切りを終えたら、猫におやつや褒め言葉を与えてポジティブな経験にしましょう。
爪の成長に応じて定期的にトリミングを行います。通常、2〜4週間ごとにトリミングが必要です。猫の爪のトリミングは慎重に行う必要があり、トレーニングとポジティブリンフォースメントを使用して、猫がストレスを感じないようにしましょう。また、血管に注意して爪を切ることが重要です。
猫がトリミングを嫌がり、危険がある場合は、獣医師やプロのトリマーに依頼することを検討しましょう。
次は「猫にしつけでコマンドを教えてみよう!」です。