アニマルライツ

一眼レフで「風の犬たち」を撮ろう! <Part 2>

まずはカメラまかせで撮ってみよう!

一眼レフのカメラには、さまざまな撮影モードが用意されていますよね。
キャノンのEOSを例にとると、すべてをカメラに委ねる「全自動」や、柔らかいやクッキリなど、写真の雰囲気や背景のぼかし具合が設定できる「クリエイティブオート」、ポートレートや夜景、スポーツなどの撮影シーンに合わせた「スペシャルシーンモード(SCN)」があります。
これらは基本的にはカメラまかせの撮影モードだから、とてもラクチン。利用しない手はないです。
風の犬を撮るなら、スペシャルシーンモードの中の「スポーツ」がおすすめ!
動く被写体に対応したオートフォーカスと早いシャッタースピードで、走る犬をバッチリ捉えてくれますよ。

いやいや、カメラ任せじゃ物足りない! というあなた。
そんなあなたには「シャッタースピード優先(Tv)」や「絞り優先(Av)」といったモードも用意されています。撮影目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。

また、すべてを自分で決める「マニュアル(M)」というモードもあるので、いろいろ試してみましょう。ただし、Tv、Av、Mで撮影するためには、「露出」を理解しておく必要があります。

目指せ、OK率20%!

風の犬たちはとにかく速い。そして、自由。こちらが望む通りには走ってくれないものです。
撮影者は、彼らが向かう方向やスピード、方向転換やジャンプのタイミングなどを予測しながらシャッターを押し、そして、ほぼほぼ裏切られる。
撮影した画像を確認したら、映っていたのは草だった……なんてことはごくごくフツーのこと。
そのくらいでめげていたら風の犬なんて撮れないのです。

犬に限らず、動物を撮るときは完璧を目指してはダメ!思い通りに撮れなくて当たり前と思いましょう。そうすると少し気がラクになりますよ。
だって、完璧を目指したら、あまりにもちゃんと撮れない自分に対して「写真の才能ないなぁ…。」って、確実にヘコみますから。
風の犬たちを撮るときは、「5枚に1枚OK写真があったら上等!」。OK率は20%もあれば十分です。自分を褒めてあげましょう。

ちなみに、僕は、平均するとだいたいOK率15〜20%くらいです。
つまり、NG率80〜85%ってことになります。あれ? NG率にフォーカスするとけっこう落ち込んじゃうかも…。みなさん、NG率は考えないようにしましょうねー。

失敗写真の中から宝物を発掘しよう!

撮った写真の約8割は失敗写真だということは先にお話しした通り。
でも、失敗写真をすぐにゴミ箱に入れてこの世から永久に削除してしまうようなことはやめましょう。

 なぜかって? 

それは、失敗写真の中にものすごいお宝が隠れているかもしれないからです。
数多くの撮影画像の中からOK写真をチョイスする段階では、”露出が適正でピントが合っていて、意図した構図で撮れている写真” しかちゃんと見ないで、その他の写真には即刻NGを出して放置してしまいがちです。
でも、ね、このNG放置写真の中にものすごく味のある魅力的な写真が隠れていることも多々あるんです。

確かに、ぜんぜん意図していない構図で、ピントもあいまい、しかも、被写体の一部しか写っていない。完全に失敗写真といえる。
けれど、なんか惹かれる、どうも気になる。そんな写真があったりするものなんです。

不思議なことに、ぼんやりした写真なのに、どこか抽象的な意味を持っているように見え、見ようによってはれっきとしたアート作品にも見える。
そんなお宝写真を失敗写真の中から発掘するのは、自分の新たな感性を探すようでとても楽しい作業なんですよ。

 まぁ、偶然の産物で自分の感性とはまったく関係ないことがほとんどなんですけど…。

一眼レフで「風の犬たち」を撮ろう! <Part 1>

ほりまさゆき

ほりまさゆき

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(ほり まさゆき)
ワイズ・リップ代表
グラフィックデザイナー、フォトグラファー

東京都多摩市に妻と “ねぎま” “ぽんず” の2匹の保護猫とともに暮らしています。 デザイナーとしては、ペット関係やホテル・レストラン関係の広告制作を手がけ、フォト グラファーとしては、出張撮影サービス『出前写真館』で、ペットやシニアの方のポート レート撮影を行なっています。また、ライフワークとして野性味あふれる鳥猟犬の撮影も 行なっています。 趣味は歩き旅。時速4kmで野宿を重ねながら日本の各地をほっつき歩くことが大好き。

<ペット関係の資格>
◎愛玩動物飼養管理士
◎ペットフード販売士
◎ペットフード安全管理者

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