ほりまさゆき

 一眼レフで「風の犬たち」を撮ろう! <Part 1>

「風の犬たち」ってどんな犬?

「風の犬たち」という言葉を初めて聞く人が多いと思うので、まずは彼らがどんな犬なのか簡単に説明しますね。

僕が勝手に定義していることなのだけれど、
風の犬とは、リードから解き放たれて自由に駆け回っている犬のこと。
犬が自由に走っている姿は、風のようであり、風よりも自由であるようにも感じる。
そして、その姿はとにかく、無条件に美しい。

大きな犬は迫力と野生味にあふれ、小さな犬は跳ね感たっぷりにピョンピョンしてる。
風の犬たちというからには、自然の中を走っているほうが動物の本能を感じられるような気もするけれど、ドッグランのようなところでは、遊びとしての走りに子供のような愛らしさがあって、それはそれでとてもカワイイもの。

どっちもれっきとした「風の犬たち」。
そして、彼らは、被写体としてとても魅力的な存在なんです。 

まずは、動くものを撮ってみよう。

野山を走っている犬というのは、想像以上に速い。そして、とにかく自由。
正面から向かってきたと思ったら直角に曲がり、気がつくと後ろにいたりする。だから、前後左右ぐるっと360度、見える範囲だけでなく、茂みの中の音や背後から近づく足音にも気を配らなければならない。
そう、油断ならない連中なんです。

風の犬たちを撮るには、まず、動いているものを撮ることに慣れておきましょう。
犬を飼っている人は、ドッグランや散歩のときに愛犬を撮ればいいのだけれど、飼っていない人はどうするの?という問題がありますよね。
実は、僕自身、犬を飼ったことがなく、家にいるのはいつだって猫。猫は寝てるか、狭い家の中で素早く動くかのどちらかなので、撮影の練習台としては実に撮りづらい。それで、よく競馬場に行って走る馬を撮っていましたね。
流し撮りや置きピン(いずれ説明しますね)の練習にもなって、おすすめの練習スポットです。
また、動物を撮るということでは、動物園もいいかもしれませんね。 

ハイスペックなカメラや高価なレンズがなくても大丈夫。

はじめに、声を大にして言いたい。撮影の機材は高すぎる!
カメラ本体はもちろん、レンズもバカにならないくらい高い。というか、モノによっては本体より高いものだってある。誰もがポンポン買えるようなシロモノではないのだから困ったものですよね。

僕のような貧乏カメラマンは、安く買ったモノを長~く使うのが常。走る犬を撮るなら、瞳フォーカスのカメラや視線入力のカメラが欲しいところだけれど、どれも高嶺の花、とても手が出せない。

今、フィールドで使っているのは、キャノンの「EOS70D」。
ほとんどのプロカメラマンが使っているフルサイズ一眼ではなく、ハイアマチュアモデルのAPS-Cタイプで、現在9年目。
ほかにキャノンの「EOS6D Mark ll」というカメラも使っているけれど、なかなかフィールドに持ち出せない。だって、雨は降るし、細かい土埃まみれにもなるし、軽トラの荷台の角にはゴンゴンぶつけるし。風の犬たちのフィールドは、精密機械にとってはなかなか過酷な舞台なのです。

それでも、SNSで公開するだけにとどまらず、自分で撮った写真を並べて写真展なんかやったりしているのだから、それなりの撮れ高なんです。
確かに、ハイスペックなカメラや高価なレンズで撮れば満足のいく写真がすぐに撮れるのかもしれない。でも、失敗があるから成功の喜びが大きいんじゃないのかな。って、コレ、負け惜しみ?

とにかく、風の犬たちを撮るのに必ずしも高価な機材が必要なわけではなく、ソコソコの機材でも納得できる写真を撮ることができる、ということをまずお伝えしたいのです。

さあ、お気に入りの「風の犬たち」を撮りに行きましょう!

 

ほりまさゆき

ほりまさゆき

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(ほり まさゆき)
ワイズ・リップ代表
グラフィックデザイナー、フォトグラファー

東京都多摩市に妻と “ねぎま” “ぽんず” の2匹の保護猫とともに暮らしています。 デザイナーとしては、ペット関係やホテル・レストラン関係の広告制作を手がけ、フォト グラファーとしては、出張撮影サービス『出前写真館』で、ペットやシニアの方のポート レート撮影を行なっています。また、ライフワークとして野性味あふれる鳥猟犬の撮影も 行なっています。 趣味は歩き旅。時速4kmで野宿を重ねながら日本の各地をほっつき歩くことが大好き。

<ペット関係の資格>
◎愛玩動物飼養管理士
◎ペットフード販売士
◎ペットフード安全管理者

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