アニマルコミュニケーションの依頼で一番多いのは、亡くなった仔との会話です。
動物を家族に迎えるということは、素晴らしく心躍る出会いがある反面、悲しいお別れが必ずきてしまいます。
突然のお別れ
長く一緒に闘病してのお別れ
どんな形のお別れだったとしても、飼い主の心には
『この仔にとって、最後の選択は望むものだったのだろうか?』
『本当は他にしてほしいことがあったのではないか?』
『うちの仔として生きて本当に幸せだったのか?』
このような疑問や不安がしこりとなって残ることが多いでしょう。
生きていれば、言葉が分からなくても、表情やしぐさから感情を読み取ることができます。
しかし、姿を見れなくなってしまっては、動物たちの心を推し量ることもできません。
そんな悲しみや後悔が心を凍て付かせ、出口のない迷路の中をさまよっているような、どうしようもなく辛いペットロスにおちいる方も少なくありません。
誰に話をしても、新しい仔を迎えても、どうしても胸の中のしこりが消えないときは、アニマルコミュニケーションを頼ってみるのもひとつの方法です。
亡くなってから10年以上経つとコンタクトが難しい場合が多いのですが、それ以前であればほとんどの仔とコミュニケーターを通じてお話しすることができます。
(例外もあるので一概には言い切れません)
前回のコラムでご紹介したように、アニマルコミュニケーションは、普段の会話とは全く次元の違う会話です。
わが仔の細やかな感情や感覚までも、伝え聞くことができるのです。
もし、わが仔とのアニマルコミュニケーションに興味があっても、
『自分の思いと違っていたら怖い』
『実は嫌だったといわれたらどうしよう』
そんな不安があり、一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか?
私が経験した中での事ですが、
動物たちは、みな飼い主であるパパやママのことを心から愛していて、そのあふれんばかりの感情と感謝を伝えたくてたまらない!という印象しかありません。
動物たちは、亡くなる前に苦しんだことに関してはさほど気にせず、それよりも生前に家族として一緒に過ごせたことへの感謝や、楽しかった思い出、家族の笑顔を嬉しそうに語ってくれます。
わが仔のことを想い涙することも、ペットロスを乗り越えるための大切なプロセスです。
しかし、動物たちが望んでいるのは、一緒にいるときも亡くなってからも、飼い主が笑顔でいることなのです。アニマルコミュニケーションは、ペットロスの苦しみから抜け出し、笑顔で前を向いていくためのお手伝いを担うことができます。
もし、あなたがペットロスになってしまいそうなときは、どうかアニマルコミュニケーションの存在を思い出してみてくださいね。