ペットと共に暮らすために
考えたいこと
考えたいこと
第1回 大切なペットの為に準備しておくこと
「意思表示カード・遺言書」
「意思表示カード・遺言書」
家族として、ずっと一緒に暮らしてきたペットたちのことを考えたとき。もし、あなたが外出中の事故や災害などで家に帰れなかったら、万が一そのままあなたが亡くなってしまったら?家に残されたペットがどうなってしまうか、きっと一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
大切なペットたちの世話をしてくれる人はいますか?
代わりに世話をしてくれる人に、伝えておかなくてはならないことはありませんか?
「ペットの為の意思表示カード」を携帯する
「ペットの為の意思表示カード」とは、事故などの時、負傷者のお財布から身分証明書を探すであろう救急隊員、医療関係者又は警察の方が、ペットの世話をしてくれる方に知らせることができるように連絡先を記入するカードです。
連絡先として指定し、ペットのお世話をしてくれる家族や友人の方には、その旨をお願いしあらかじめ許可を得ておきましょう。
代わりに世話する人に伝える事をメモしておく
餌の種類、アレルギーの有無、ペットの性格、好きな事や嫌いな事、かかりつけの獣医さんの名前と住所、接種ワクチンの証明証などメモに残し、分かりやすいところに置いておく。またそのメモの在処を家族や友人に伝えておくことが大切です。
【Big Tree ForAnimals 人と動物のポータルサイト】
「大切なペットの為の意思表示カード」より 2012/6/12引用
ペットを家に残したまま出先で事故に!ペットが家に残されている事を知らせてくれる☆ペットの為の意思表示カード!無料ダウンロード【犬、猫、ウサギ&鳥バージョン】
ペットは人が世話をしないと生きてはいけません。
そして、残念ながら家族同然のペットであっても法律上は「モノ」として扱われるので、飼い主が亡くなった場合、「遺品」となります。よって、ペット自身に財産を残すことはできません。
大切なペットが生きていくため、万が一に備えて法律的に有効な形であなたの意思を残しておくことも大切です。その方法は2つあります。
[負担付遺贈]
あなたが亡くなった場合、ペットの世話をしてもらうことを条件に、その世話をしてくれる人に遺産を残すことです。「遺贈」とは、遺言にもとづく「贈与」のこと、そこにペットの世話という「義務」を課すことが「負担付遺贈」です。
遺言といえども、ペットのことを考えると遺言書を作る前に、ペットを託す相手にそのことを話し、承諾を得ておきたいところです。
[負担付死因贈与]
遺言の残すのではなく、生前にペットを託す人を決め、その人と契約書を交わしておく方法です。託す側と託される側、双方の同意により成立し、飼い主の死亡により効力を生じます。負担付遺贈より契約の要素が強い内容です。
いずれの場合も、具体的な世話の方法を書き残したり、食事代や医療費などペットにかかる金額をしっかりと把握して寿命から計算した費用をペットを引き取る方に贈与することも大切です。
遺言や贈与については、専門家に相談したり、遺言が約束通り果たされているか弁護士や司法書士、行政書士の方に遺言執行者となってもらう事もできます。
しかし、まずは今の自分とペットの暮らしを見直すために日々の食事や病院の記録をつけたり、エンディングノートなどでペットを託す人に何を伝えるか考えながら、遺言をつくる方法もあります。
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GORON 吉川奈美紀
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