最近動物園で見かけるようになった「マヌルネコ」皆さんは知っていますか?
見た目が猫と同じような姿で、とても可愛らしいですよね。
一体どんな所が普通の猫とは違うのでしょうか?
生態からその魅力までご紹介していきたいと思います。
マヌルネコとは?
マヌルネコとは、 世界最古のヤマネコといわれている野生動物で約600万年前から存在しています。
マヌルとはモンゴル語で小さい野生ネコを意味します。
家ネコくらいの大きさで、主に夜活動します。
〈 生息地 〉
シベリア南部からアジア中央部をへてイラン、アフガニスタンにいたる広い範囲の砂漠地帯やステップ、樹木のない岩山。3000mの高地にすむものもいます。
とても険しい環境でたくましく生きていますね。
〈 体の大きさや特徴 〉
体長は50〜65cm、尾長20〜25cm、体重2〜3kgほど。
ナキウサギ、ノウサギ、ジリスを主に食べますが、げっ歯類や鳥なども食べます。
見た目はとても可愛らしいですが、実は獰猛な動物であることがわかっています。
また、小さな赤ちゃんの頃から大人になるまで、動物園で人工保育していたマヌルネコでも、成長と共に人を威嚇したり手を出してこようとしたりする瞬間もあるそうで…とてもじゃないけれど普通の猫のように触ることはできないそうです、、
見た目以上に恐ろしい野生動物ですね。
日本でマヌルネコが飼育されているのは、旭山動物園、上野動物園、神戸市立王子動物園、神戸どうぶつ王国、埼玉県こども動物自然公園、那須どうぶつ王国、東山動植物園の7園のみ。
マヌルネコの魅力
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ぽってりとした短い足
標高の高い大草原や岩肌ひしめく岩場で過ごす彼らは、速く走ることが苦手です。
そのことから、できるだけ獲物に近づく必要があり抜き足差し足、静かに忍び寄る忍者のように気配を消して狩りをするそうです。
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可愛いけど悪そうな目、小さな耳
通常、猫の目は瞳孔が縦長に縮小していきますが、彼らは丸のまま収縮していくそうです。
家猫と違い顔の横についた小さな耳は、伏せて身を隠す時には目立つことがありません。
時々見せる不機嫌そうな顔も、また可愛いですね。
まだまだ魅力が沢山あるマヌルネコですが、そんな魅力を2分ほどの歌にした動画がとても人気になっています!タイトル:「マヌルネコのうた」
栃木県にある那須どうぶつ王国が作成したものです。
独特なリズムや音程に沼る人が続出です!是非youtubeなどで聴いてみてくださいね。
最後に
マヌルネコの歌の中にも含まれていますが、マヌルネコは地球温暖化など人間の経済活動により生息数が減少している希少な野生動物であります。
準絶滅危惧種にも指定されている動物となっていますので、野生動物保護の為に動物園ではマヌルネコの募金活動などが行われています。
まとめ
とても可愛らしい見た目のマヌルネコ。
見た目とは違った一面も知ることができましたが、動物園で見かけた際に更に可愛く感じるのではないでしょうか。
指定の動物園へ是非会いに行ってみてくださいね。