動物病院に行くといちばん最初に私たちを迎えてくれる動物看護士さん。
今回は、その『動物看護士』の仕事についてご紹介します。
動物看護師とは?
動物看護師:通称 ” VT ”(Veterinary Technician)は、動物病院で働く獣医療補助者を指します。
獣医師の指示のもと、動物を保定(動物が暴れないように落ち着かせながら抱く方法)したり、検査などを行います。
人の看護師と異なり、動物看護師には国家資格がありません。
現状、民間の資格であり、「動物看護師統一認定試験」を受け、その資格を取得しています。
アメリカやイギリスでは、動物看護師の国家資格が確立されており、日本においても国家資格にする活動が広まってきており、2019年6月21日に愛玩動物看護師を国家資格とする法案が全会一致で参議院を通過、可決しました。
さらに2020年10月9日、その愛玩動物看護師法の施行日を、2022年5月1日とする政令が閣議決定されました。
2023年頃に、第1回目の国家試験が実施されるとみられています。
動物看護師はどのようにしてなる?
ほとんどの動物看護師は、動物専門学校に2~3年通い、主に犬や猫の生態や行動について学びます。
犬の体毛カットの勉強や実技もするので、プロのトリマーとまではいきませんが、カットもできます。
どんな仕事をしているのでしょうか?
動物病院に来られるみなさんはご存じかと思いますが、動物看護師の仕事は、
・受付
・会計
・診察の補助
・検査
・薬の用意
・入院患者の世話
が、主な仕事です。
入院中、環境の変化で緊張している動物たちが、少しでも過ごしやすくなるように。
そして、大切な家族であるペットが病気で不安を感じる飼い主さんに丁寧な対応をしていただいたり。
動物たちも飼い主たちも、とてもお世話になっている動物看護師さんたちに、いつも感謝しています。