梅の花も終わり、私の暮らす地域では、暖かい日が続くようになってきました。
季節の変わり目は、人間だけでなくワンコたちも気温や気圧の影響を受けやすく、体調が変化しやすい時期です。
特に、持病があったりシニアのワンコは、注意をして様子をみてあげることが必要です。
明らかに体調が悪かったり、嘔吐や下痢などの症状が出ている場合は、獣医師の診察を受けて適切な治療をうけてください。
それと合わせて
「ちょっと動きが悪いかな?」
「歳をとったのかなあ。。」
「うちの子は、ハイシニアだけど、楽しく楽に生活して欲しいな」
そんなことを感じている飼い主さんのために、今回は、東洋医学をベースにしたシニアケアをご紹介します。
シニア犬のフードやおやつは消化の良いものを選びましょう
中年(4〜5歳以降)ワンコは、身体の力が下り坂になります。それに伴い、消化能力も落ちてきます。
おやつは、ジャーキーなどの油の多い物は避けて、フードは、お腹(内臓)に負担の少ないものを選んであげて下さい。
アレルギーがあったり、療法食を食べていたり、簡単にフードの切り替えが難しい場合は、フードをザルにあけ、熱湯を1〜2周回しかけて軽く油抜きをしてあげるのをお勧めします。
《注意》
・油も必要な栄養素の一つですので落としすぎないようにしてください。
サッと回しかける程度で大丈夫です。
・必ず冷ましてから与えて下さい。
手作りごはんの場合
手作りごはんは、油や脂肪の量を調整しやすいのですが、ついつい「あの栄養も!この栄養も!」と、一度にたくさんの食材を入れてしまい、かえって消化に負担がかかっている事があります。
「体に良いから」と、多くの食材やサプリメントを食べさせても、消化・吸収・排泄が出来なければ内臓を疲れさせるだけです。
私の考え方ですが、一回のごはんに使う食材は、お肉類・お米などの炭水化物の他に4〜5種類程度にしておくと、消化もしやすく、気軽に続けやすいと思います。
次は、ワンコ薬膳レシピ『牛肉と空豆で足腰元気ご飯』のご紹介です。