入院、そして無事手術終了ところが…
入院の朝、小桃はプルプル震えながら病院へ。
手術を無事に終える事が出来ました。
お迎えは、手術2日後の予定です。
ところが手術をした日の夜に病院から
「小桃ちゃんはエリザベスカラーを付けたら大暴れをしてしまい、外してお洋服を着せたら少し落ちつきましたが、メンタル面からなのか呼吸が荒くなったり動き回ってしまいます。今回の手術の傷なら大丈夫なので、早めに退院させたいです。明日ご相談させて下さい」
とご連絡をいただきました。
次の日、病室のゲージから出た小桃は興奮したのか呼吸が荒く、心配しましたが抱っこをしてる間にしだいに落ち着いてきて先生から「もう大丈夫です」と言われたので退院となりました。
とはいえ、本来ならまだ点滴をしたり、プロである獣医さんや動物看護師さん達が観察している状況。麻酔の影響も残っていてフラフラしており、排泄もうまくいきません。
でも、小桃自身はとても安心たようでソフトサークルにマットや布団を敷き詰めてその上に置くとゆっくりと眠ってくれました。
「お家が安心するの」
トイレは、サークル内のマットの上に使い捨てのペットシートを敷いたのですが「お漏らし」という感じでした。
排泄後に局部をそっと拭くと膀胱に残っている尿がまた出てくる状態でしたが、本来退院予定だった日には自力での排泄が出来るようになり、ご飯もしっかり完食出来ました。
※動物の場合、早期退院は決して良いこととは限りません。
小桃の様に何らかの理由で早い退院となった場合は必ず獣医さんの指示に従って下さい。
特に麻酔の影響が残っている場合の飲水、飲食は嘔吐や喉に詰まらせる可能性があります。
必ず与え方を確認し、指示に従って下さい。
術後のケアと注意すること
〇先ずはしっかり体力を回復
東洋医学では人でも犬でも入院や手術は「気血を失う」と言われています。
理由も分からず病院に入るワンコは、よりストレスによりエネルギーを消費しますし、ハイシニアになるとどうしても体力を消費するのは早いですが回復は遅くなります。
退院したら消化の良いご飯でしっかりとエネルギーを補ってあげて下さいませ。
【 おススメ食材 】
白米 豚肉 青魚 カツオ 鱈 ワカサギ
ブロッコリー カリフラワー 大根
ニンジン サツマイモ トマト
〇マッサージやお灸は絶対NG!!!!
手術の後は傷口を治そうと体が炎症反応を起こしています。
早く傷口を治したいからとツボ刺激やマッサージをしてしまうと、痛みがより強くなったり傷の治りが遅くなってしまい、ワンコが苦しむ事になります。
最悪の場合は傷口が膿んだり出血のおそれがあります。
※熟練のプロの鍼灸師さんが施術する場合は別です。
抜糸するまでか、獣医さんの許可が出るまでは飼い主さんによるマッサージやお灸やホットタオルなどは絶対にやめましょう。
獣医さんのお話によると傷口がひらいてしまうと縫い直すのではなく傷口を「切り直して縫う」のだそうです。
また麻酔をかける事になりますので、傷口の保護や扱いは必ず獣医さんの指示に従って下さい。
体に毛布をかけたりするていどなら大丈夫です。
「傷口は先生がしっかり包帯を巻く事もあるし、巻かない事もあるよ。分からないことは病院の先生に聞いてね」