今回は、腰・前後脚の膝の痛みを和らげるツボのご紹介です。
マッサージだけでなく、このツボの周辺に温灸をしたり、お家で過ごす時も冷やさない様にワンコの居場所を工夫してあげて下さい。
※ワンコの様子を見ながらのんびり行って下さい。
※ワンコに「痛気持ち良い」感覚はありません。あくまでも優しくマッサージしてください。
腰
①居りょう(きょりょう)
②環跳(かんちょう)
2つとも腰の関節にあるツボです。
背中の痛み、腰の形成不全、関節炎、後脚の麻痺、坐骨神経痛に効果があります。
腰の窪みの前に居りょう、後ろに環跳のツボがあります。
ゆっくり指圧するか、円を描く様にマッサージしてあげてください。
前脚の膝
合谷(ごうこく)
前脚の親指と最初の長い指の間の☆印の場所にあります。
上半身の主なツボです。
筋肉の痛みや滞り、強張りに効果があります。
上に向かって10秒〜15秒ほど摩って下さい。
後脚の膝
膝眼(しつがん)
膝頭の両側のえくぼです。
膝や後脚の痛みを和らげてくれます。
優しくつかむ様に指圧してあげて下さい。
どちらかを使用する↑
今回は「足腰」を中心にお話させていただきました。
以前もお伝えしたのですが、
「私が気づかなかったら…もっと早く気づいていれば…」
「無理をさせ過ぎていたのかも…」と、ご自身を責めてしまう飼い主さんが多いです。
ですが、それは違います。
人間にも身体の強い人、弱い人がいる様に、ワンコもみんなそれぞれ強さ、弱さは違います。一見細くて小さなワンコでも強靭な脚腰の子もいますし、逆に体が大きくて強そうな大型犬なのに関節が弱い…なんて事はよくある事です。そして何度もお伝えするのですが、動物は痛みを上手に隠します。
どうかご自身を責めるよりも「今より少し、ほんの少し良くなる様に」を目指してゆっくりケアしてあげて下さい。
どんな名医よりも、飼い主さんの毎日のケアに勝るものはありません。
(時々は獣医さんを頼ったり、相談してくださいね)
一緒に頑張るのではなく楽しんで、愛犬さん達の痛みが少しでも和らぎます様に。