犬のボディケア
第3回 愛犬の心と体を元気にする
マッサージ
マッサージ
犬も人間と同じように心と体がつながっています。ストレスから病気になったり、またその反対に体の不調から心にストレスを抱えることもあります。
犬の生活は人間社会の一部である現代では、犬の生活環境は飼い主によって決まります。
そして、その飼い主の心が、いちばん犬の心のバランスに影響を与えています。
例えば、飼い主が忙しく心に余裕がないとき、犬も飼い主と同じようにストレスを感じています。飼い主の心がリラックスしているとき、犬も落ち着いていられます。
マッサージは、犬の体をほぐすとともに飼い主との間のコミュニケーションのひとつとして行っていきましょう。
そして、マッサージをする前には、一度大きく深呼吸をして飼い主さん自身の心のバランスを整えてはじめてみましょう。
頭や首の付け根から尻尾まで、背骨に沿って手の平と指の腹をつけてゆっくりなで動かします。いつでも誰にでもできる犬を落ち着かせる効果のあるマッサージです。
皮膚を掴んできゅっと持ち上げ、ゆっくり離すのもリラックスさせたいときにおすすめです。
愛犬を撫でるだけで、私たち飼い主もリラックスできる相乗効果があるマッサージです。
緊張したり警戒するとき、犬は耳を立てたり寝かしたりして動かします。
犬の緊張を感じたとき、耳周りをマッサージしてほぐしてあげましょう。耳の付け根を揉んだり、耳を手のひらや指ではさみ、付け根から外に向けて軽く引っ張るように揉みほぐします。
犬の気持ちよさそうな表情を見ていると、飼い主まで心が落ち着いてきます。
犬は、尻尾で感情を表し、沢山動かしています。
尻尾の付け根部分をやさしくゆっくり回したり、揉みほぐしてあげましょう。
気持ちよくて、体をクネクネさせる犬もいます。
犬を仰向けにさせて、お腹を手の平と指の腹を使って時計回りに円を描くようにマッサージします。
胃腸の調子を整えるように、やさしく撫でてあげましょう。
寝る前に深呼吸をしながらゆったりとした気持ちで行いましょう。
(人間も胃腸の調子を整えるお腹のマッサージは、おへそのまわりを時計回りにゆっくりとさすります。ぜひ一緒に行いましょう)
うまくいかないときは
普段から体を触らせてくれない犬には、少しづつ慣れさせることが大切です。
まずは、体を触られても平気な犬にしていきましょう。
短い時間から、指先で少しだけ触れることからスタートしましょう。
ペットのホリスティックケアの観点からマッサージをご紹介した記事があります。
どうぞ参考にして下さい。
「ペットのためのホリスティックケア 第3回 マッサージでペットと一緒にリラックス」
https://goron.co/archives/1159
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