退院当日の様子
小桃は、5日間の入院を経て無事退院しました。
退院した日は、家に帰れたこともあり興奮気味で体温も高く、落ち着かない様子でした。
体温が上がれば傷の痛みも出やすいので、痛かった可能性もあります。
※通常、動物は術後3日ほどで痛みは気にならなくなるそうです。
加えて入院中あまり水分を摂取してなかったため、尿が濃く、血尿も出ていました。
退院した日は、冬瓜などを使い体を潤わせながら熱を下げてくれる薬膳ご飯にしました。
冬瓜とオクラ、ニンジン、山芋、牛肉、椎茸、白米で作りました。
熱を取りたい時、潤わせたい時におすすめです。
※退院直後は体調も気持ちも不安定なことが多くあります。
様子を見ながら体調に合わせてご飯をあげて下さい。
加えて、漢方医の先生から傷の治りを良くする漢方を処方して頂いたので、夜には体温も落ち着き、ゆっくり眠れるようになりました。
※血尿は数日で落ち着きました。
「しんどかったのよー」
抜糸までに注意したいこと
《 獣医さんからのアドバイス/注意すること 》
「抜糸まではあまり体を温めないでください」
特に、お灸やマッサージは厳禁です。
傷がきちんと塞がっていない状態で体を温めてしまうと、まだ体に残っている炎症が重くなってしまったり、傷の痛みが出たり、治りが遅くなってしまうのを防ぐ為です。
そのため、薬膳ご飯も食材のバランスで「温めも冷やしもしない」を心がけました。
「傷をきちんと治す様にする事」
「え?当たり前の事でしょう」と思われるかもしれません。
ですが、興奮しやすかったり、早い段階で運動させ過ぎてしまったり、体質によってはジュクジュクとして傷の治りが遅い場合、または傷口が開いてしまったりすると「手術跡の切り直し」が必要になる事があるそうです。
新しくきれいな傷を作り、きちんと治すためです。
そうなってしまうとまたワンコの体に負担がかかりますし、ケアも大変になります。
普段より少しだけ慎重になってあげて下さいね。
抜糸前でも獣医さんの許可か出ればお散歩も再開できます。
(お外でしか排泄をしない、歩かないと排泄出来ないなどの事情があるワンコもいます)
不安点、心配なことは獣医さんとしっかり話し合い、その子に合わせたケアをしてあげましょう。
《 特に注意したい体質 》
〇普段から皮膚が脂っぽい/ベタベタしている
〇ジュクジュクとした湿疹が出る
〇手術前に既に体力が低い
〇シニア
お心当たりがあるワンコは傷の治りを良くする漢方や薬膳ご飯のサポートがあると体への負担を減らしてあげることができます。
漢方については、体質に合わせた調合をして頂いてますので、ペットの漢方薬を扱っている薬局にお問い合わせ下さい。
*我が家の人も犬もお世話になっている漢方薬局
「漢方専門薬局 元気堂」 電話、ネット相談、配送OK
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※抜糸後ですが、小桃の傷跡の写真です。苦手な方はご注意下さい。
術後3週間の小桃の傷跡の様子です。
とても綺麗な状態で治りも早かったと獣医さんに言われました。