だんだんと空が高くなり、日差しが傾いてきましたね。
まだ気温が高いながらも、秋の気配を感じられるようになって来ました。
酷暑で高温の日が観測史上最高となってしまいました今年、暑さによる胃の疲れが出ているワンコと飼い主さんが多いです。
消化の良いご飯を食べ、寒くなる前にしっかり体を立て直して下さい。
今回のお話は、前回の「手術前のケア」に続き「手術後のケア」です。
手術後だけでなく、病後・産後・ヒート後など、体の回復が必要な時にもおススメです。
参考にしていただきながら、愛犬のケアに役立ててください。
「またまた小桃が主役だよ!」
手術無事終了!入院中の小桃の様子
手術や入院は、動物にとって人間以上にストレスがかかり、気力、体力を消耗します。
私も獣医さんの許可を得て薬膳ご飯を作り、差し入れていたのですが小桃は術後の痛みが強く出たことと入院のストレスでご飯をあまり食べられませんでした。
「意に沿わないご飯は食べないの!」
※小桃は通常の状態でも気に入らない環境だとご飯を食べません。
獣医さんから食事の指定がない限り、入院中のご飯は「ウチの子が大好きなご飯」が一番良いと思います。
手作りご飯ならハンドミキサーなどでトロトロに、ドライフードならふやかして消化しやすくしてあげると体への負担が減り、傷の回復のサポートになります。
あくまでも入院中のストレスがある状態で「食べたい!食べられる!」が最優先ですので、獣医さんと話し合って決めて下さいね。
お見舞いは慎重に
手術が終わり、麻酔から覚めたら直ぐにでも愛犬の様子を見に行きたいのはどの飼い主さんも同じですよね。
私も連絡を頂き、直ぐにでもお見舞いしたい旨を獣医さんに伝えたところ
「できれば今日(手術当日)はご遠慮下さい。明日いらっしゃるなら小桃ちゃんに見つからない様に遠くから様子を見て下さい」
とお話されました。
そのため、最初の2日間はご飯の差し入れのみにとどめました。動物は人間と違い、手術した後でも痛みがあっても動けることが多いそうです。それは、ケガで動けない場合、野生の環境では命の危機に直結するからです。
手術直後、まだ切ったばかりの体で飼い主さんに会ってしまうとどうしても動いてしまいます。「お家に帰れないの?」とかえってストレスをかけてしまいます。
もちろん状況次第では獣医さんの許可があれば会う事も可能ですので、必ず指示に従う様にしましょう。