「熱中症対策」に是非取り入れていただきたい「自律神経ケア」と「マッサージケア」を紹介します。
シンプルを心がけて!自律神経ケア
「自律神経ケアって難しそう」と思われるかもしれませんが、東洋医学では「自然は必ず元のバランスに戻ろうとする。それは生き物の体も同じ」と言われています。
あまり難しく考えず、「先ずはゆっくり休む」「早寝早起きを心がける」などできる事を少しだけ実践してみてください。
《 おススメのケア 》
・朝の光と空気を浴びる
朝の光と空気は交感神経と副交感神経の切り替えにとても有効と言われています。
「早朝のお散歩は難しい」というご家庭もあると思いますが、カーテンを開けて窓を開け、空気を入れ替えるだけでも充分な効果が得られます。
︎・消化が良く、温かい食事を
飼い主さんもワンコも油、脂の多い物や消化に負担のかかる食事は避けましょう。
特に夜はお腹いっぱい食べてしまうと睡眠の質に影響があります。
ワンコは、フードの場合、熱湯をフードにサッとかけて油を少し落としてあげると消化の負担が減ります。
※必ず冷ましてから与えてください。
※脂質も大切な栄養の一つです。
お湯をサッと一周程度回しかけるだけで充分です。
・飼い主さんに…辛い物はお休みして
「えー!!!辛い物大好きなのに!」と仰る飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、自律神経やバランスが崩れている時はちょっと避けてあげて下さい。
辛いものは、気の巡りに影響がある「肝」を疲れさせ、胃腸にも負担をかけます。
体調が落ち着くまで辛い物や香辛料が強い物は避けて体をお休みさせてあげてくださいね。
「お花を見たり、お散歩もいいよ!」
マッサージケア
《 犬のマッサージで気を付けること 》
※長時間マッサージする必要はありません。
数秒でも充分な効果があります。
長くても3つで10分〜15分程度で終わらせて下さい。1〜2分でもOKです。
※犬に「痛気持ちいい」感覚はありません。
あくまでも優しくマッサージしてあげてください。
《 指先のマッサージ 》
指先には神経が集中しており、全体を優しく摩るだけで血流が良くなり、副交感神経が活発になります。
ただ、写真の★印の指(人間で言うと薬指)が交感神経に繋がっています。
リラックスしたい時や睡眠に影響がありそうな時は避けてください。
《 背骨のマッサージ 》
背骨にもたくさんの神経があり、優しくマッサージしたり、指先でトントンと優しくタッピングする事でバランスが整ってきます。
自律神経が乱れていたり、不安定だと背骨も固くなりがちです。
そして「え?」と思われるかもしれませんが、アンバランスな時は自身の背骨の位置を忘れてしまっている事があります。
是非毎日積極的に触れてあげて下さい。
人間である飼い主さんも同様で、日々の疲労やストレスで背骨が動きにくくなっている方も多いです。
触れる所だけでも摩ったりしてあげてくださいね。
《 風池(ふうち)のツボ 》
耳の後ろの窪みの★印の場所にあります。
心を落ち着けたり、頭痛やのぼせ、耳からの不快感を和らげてくれます。
15秒ほどゆっくり指圧します。
次は、心と体の疲労回復!薬膳ごはんレシピをご紹介します。