温湿布、小豆温パックでケア
関節炎などの痛い所のあるワンコだけでなく、「今日は良く歩いたな」「いっぱい遊んだな」という時、日々のケアでしてあげたいのが「温湿布」や「小豆温パック」を使ったケアです。
「温湿布」は、生薬やハーブを使ったものもありますが、今回ご紹介するのは直ぐに出来る簡単!シンプルなものです。
【 温湿布の作り方 】
薄手のフェイスタオルを充分に水で濡らし、固く絞って電子レンジで30秒~1分温めます。
適温は「少し熱めかな?」くらいです。
写真の様に、温めたいところに当てて、冷めたら再び電子レンジで温めて当てるを2~3回繰り返します。
小豆温パック(あずきのチカラという商品も販売してます)の使い方も同様です。
使用の際は、商品に記載されている用法を守ってご使用下さい。
温湿布や小豆温パックは「すぐに温度が下がってしまうけど良いの?」と思われるかもしれませんが、この「温度が下がる。冷める」というのが大切なのです。
1. 少し熱めの湿布を当てる事で筋肉が緊張し、徐々に冷めていく事で緊張がゆるむ。
2. そして、それを数回繰り返す事で血流が良くなり、体本来の自然治癒力を取り戻すと言われています。
人間にも使える方法ですので、飼い主さんも愛犬と是非一緒に温湿布、温パックケアをしてみて下さいませ。
[注意]やけどには充分にご注意下さい。
「一緒にポカポカケアしよー。」
ツボ押しケア
今回のツボ押しケアは、足腰を整え、意外と負担がかかる前脚もケアするツボのご紹介します。
◯ 腰の百会(こしのひゃくえ)
背中のお尻に近い所、写真の☆印の辺りです。
優しく15秒ほど押すか、前後に擦る様にマッサージします。
◯ 環跳(かんちょう)
腰やお尻の痛み、後ろ足の強張りや痺れに効くツボです。
湿疹の時も効果が期待出来ます。
お尻の後ろのくぼみの中にあります。
★印の場所を優しく円を描く用にマッサージするか、手のひらをお尻全体に被せて両方向に円を描く様に動かします。
◯ 手三里(てさんり)
大腸経のツボですが、前脚の疲れもとってくれます。
前脚の肘から少し下の前側、★印の所です。
優しく15秒ほど押すか、円を描く様にマッサージして下さい。
呼吸関係の不快さや湿疹にも効果が期待出来ます。