今回ご紹介するレシピは特別編。
** ワンコ薬膳レシピ紹介 **
ワンコと楽しむせんざい
〈 材料 〉1食分
小豆…10g(目安/小型犬で10g・大型犬で20g程度)
きび糖…ひとつまみ
お麩…お好みで(お餅の代わり)
※今回のレシピはオヤツです。
ワンコには「一緒にちょっと楽しむ」程度の分量を与えて下さい。
※お餅、白玉団子はワンコは喉に詰まらせる可能性が高いので危険です。
お餅の代わりにお麩を使ってます。
※小豆を少量煮るのは大変ですので、後から砂糖と塩を足せば飼い主さんの分も作れます。
〈 手順 1 〉
小豆を洗い、半日ほどお水に浸けます。
※圧力鍋を使う場合は必要ありません。
〈 手順 2 〉
〈手順1〉の小豆とたっぷりのお水を鍋に入れ、弱火にかけます。
沸騰したら弱めの中火にして10分茹でます。
〈 手順 3 〉
茹で上がったらザルにあけ、煮汁を捨てます(アク抜きです)
〈 手順 4 〉
〈手順3〉の小豆を鍋に入れ、小豆にしっかりかぶるくらいお水を入れ、再び火にかけます。
沸騰したら小豆が踊らないくらいの火加減で柔らかくなるまで煮ます。
〈 手順 5 〉
お好みの柔らかさになったらワンコ用と飼い主さん用にお鍋を分け、ワンコ用にはきび糖ひとつまみ(無くてもOK)人間用には小豆の半分から8割くらいの分量のお砂糖と塩をひとつまみ入れます。
ワンコ用はお餅代わりのお麩を入れ、冷まして盛り付けて出来上がりです。
飼い主さんの分は更にトロ火で5分ほど煮て出来上がりです。
薬膳豆知識 食材の効能をご紹介
「 小豆 」
水の代謝を助け、強い利尿作用と解毒効果があります。
浮腫みを解消するのにとても有効で、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1を豊富に含み、疲労回復、肩こり、筋肉痛の改善にも役立ちます。
脂質の酸化を抑える効果もあるので血栓、動脈硬化の予防も期待できます。
「 麩 」
小麦のグルテンが原料です。
体の余分な熱を取り除き、イライラを緩和してくれます。
胃腸を元気にして、口の渇きを和らげる効果もあります。
「 きび糖 」
体を温め、疲労を回復します。
基本のマッサージ
今回は「ワンコにマッサージするのは初めてです!」「うちの子、触られるのが苦手なんです。」という方とワンコの為に「初めの一歩」のマッサージをご紹介致します。
※長時間マッサージする必要はありません。数秒でも充分な効果があります。
愛犬の様子を見ながら、対話しながら長くても全部で10分以内に終わらせる様にしてください。
※犬に「痛気持ちいい」感覚はありません。
あくまでも優しくマッサージしてあげてください。
《 皮膚を揺らす 》
体のどこでもOKです。
写真の様に両手でも、抱っこしながら片手ででも良いので皮膚を優しく揺らしてみましょう。
気の流れが滞っていたり、イライラしたり、緊張していると皮膚も固くなりがちです。
「触られるの嫌い!」というワンコや「くすぐったがりなんです」という人も実は気が滞っていて、皮膚が動きづらいことがあります。
嫌がるのを無理して行う必要はありません。
先ずは1秒!でOKです。
《 撫で摩る 》
全身の気、血、水の流れを良くしてくれます。
優しくタッチから始めてみて、可能なら先ずは頭から背骨に沿って尾の付け根まで優しくスーッと撫でてみます。
そこから頭から両前足、頭から両後ろ足の順に撫でてください。
1月1日に発生した能登半島地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
被災はしていなくても緊張が続く日々で疲労したり、体調を崩している飼い主さんやペットもいらっしゃると思います。
今回ご紹介したマッサージ方法は、不安や緊張を和らげる効果もあります。
もちろん人間にも効果があります。
ご自身やご家族の皮膚を優しく撫でたり、揺り動かしたりしてみてください。
ペットも人間も、触れ合う事で幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌され、リラックス効果があると言われています。ほんの一時でもお気持ちが落ち着けばと思います。
1日でも早く安心して生活できます様に。
「早くみんなで笑える日が来ます様に!」