しつけ・ケア

ドッグトレーナーとの出会い

今日の愛犬と私があるのは、今まで指導していただいたドッグトレーナーのおかげです。
トレーニングを長くしていると、たくさんのトレーナーと出会います。
その多くが、それぞれ個性的で魅力のあるトレーナーです。

医者もそれぞれ専門分野があるように、トレーナーにもそれぞれ得意分野があります。
オビディエンスに加え、

・アジリティが得意なトレーナー
・ドッグダンスが得意なトレーナー
・家庭犬のしつけを得意とするトレーナー
など。

 

競技会を目指す方はもちろん、以前と比べ家庭に犬を迎えたとき、一度はトレーナーのお世話になる、という方が増えてきているのではないでしょうか。
身近な存在となったドッグトレーナーですが、誰をどう選べばいいのか?
迷ってしまいますよね。
そこで今回は、自分たちの経験からドッグトレーナーを探すとき、ポイントにしたいことをまとめてみました。

 通いやすさ

学び始め・教え始めの時期は、トレーナーから密に指導を受けることが大切です。
特に、子犬の時期はあっという間に色々なことを吸収するので、その時々でトレーニングのポイントが変わってきてしまい、自分自身で見極めてトレーニングしていくのは至極困難です。
そのため、移動が容易な範囲でトレーニングを受けることをお勧めします。

 学びやすさ

犬をトレーニングするということは、犬以上に飼い主がトレーニングを学ぶ必要があります。
委託で犬だけを預けてトレーニングを受ける方法もありますが、それでも飼い主自身がトレーニングを学び継続しなければ、あっという間に犬とのコミュニケーションがとれなくなり、それが問題行動につながっていきます。
そこで大切になってくるのが、トレーナーと飼い主との相性です。
説明が腑に落ちない・分かりにくい・具体的にどうしたらいいか分からない・・・
など、言っている事は分かるけれども、スッと納得できる言葉が返ってこない場合は、トレーナーと飼い主の相性に問題があるかもしれません。

 犬の様子や扱い方

「犬を見れば飼い主の人となりが分かる」
と言われますが、トレーナーも同じです。

・健康的で目がキラキラ。
・遊ぶときは思い切り遊び、散歩や部屋の中では落ち着いている。
・社会性が高く、メリハリがある。

こんな犬を育てているトレーナーは、間違いなく優れたトレーニング技術とそれを伝える力を持っています。
また、自分の愛犬がそのトレーナーにトレーニングを受けるとき、嬉しそうにするかどうかも大切なポイントです。

 自分と愛犬に合った方向性を見出してくれる

犬を飼うとき「スポーツドッグに育てたい」「一緒にドッグダンスをやりたい」など、明確な目的をもって犬を飼う人もいれば、ペットショップや保護犬の譲渡会などで運命の出会いをする人もいます。
明確な目的をもって犬を飼う人より、家庭犬として一緒に暮らし始めしばらくしてから「うちも愛犬と何かしてみたいな」と思われる方のほうがまだまだ多いでしょう。
そんな時、犬の性格や体つきなどを見極めて、方向性をアドバイスしてくれるトレーナーがいると心強いものです。
自分が教えることができなくとも、お勧めの訓練所やトレーナーの情報を教えてくれるとなお良いと思います。

とはいえ、最初からこの全てを満たすトレーナーに出会うことが難しい場合もあります。
まずは、お願いしてみようかなと思うトレーナーと直接お話してみたり、実際のトレーニング風景を見学してみるといいかもしれません。

また、トレーニングを進めていくと、行き詰ることも出てきます。
長く楽しくトレーニングを続ける秘訣は、悩んだときトレーナーと相談できる信頼関係を築くことだと思います。
行き詰ったとき、師事するトレーナーを変える方もいます。
それもひとつの方法ですが、その前にまず愛犬と向き合う「自分」を振り返っていかなければ、根本的問題が見えず、どんなトレーナーの指導を受けても、また同じ行き詰まりを感じることになります。
たまに違う視点から見るという意味で、単発のワークショップに参加するのもとても有効な選択肢です。
そんな選択肢も取り入れながら、まずは『この人』と思うトレーナーの元で、しっかり自分と愛犬を育ててもらうことを強くお勧めします。

 

桜沢ルミ

桜沢ルミ

投稿者の記事一覧

(さくらさわ るみ)

子供の頃からの夢である犬との暮らしを始めたものの、ビーグルのやんちゃぶりに生活の危機を感じ、近所のしつけ教室に駆け込む。
以来ドッグトレーニングの素晴らしさに目覚め、愛犬と共にオビディエンス・アジリティ・優良過程犬テスト・k9ゲーム・ドッグダンス・ノーズワークと多様な競技にチャレンジを続けている。
また愛犬の体調管理のため、ドッグスクールアウラにて手作り食、犬護舎にてセルフケアマッサージを習得し毎日の健康管理に努めると共に、Song of Earthにてアニマルコミュニケーション講座を受講。
アニマルコミュニケーター・ヒーラーとしての独立を目指し日々勉強中。

アニマルコミュニケーション&ヒーリング「Soleil」
http://site-1302724-3072-1593.strikingly.com/

関連記事

  1. ゆるっとワンコ薬膳のススメ 〜夏の疲れ、残ってませんか?体力回復…
  2. 老犬と暮らすために-骨関節炎- 第2回.症状と対策
  3. 「飛びつき行動」を考える
  4. ゆるっとワンコ薬膳のススメ 〜今年も要注意!浮腫み解消と自律神経…
  5. ドッグランを楽しむために 〜飼い主ができる3つのサポート〜
  6. ペットのためのホリスティックケア 第1回 ホリスティックケアとは…
  7. ドイツのペット事情 第4回.ペットの保護活動(ティアハイム)、ペ…
  8. ゆるっとワンコ薬膳のススメ 〜今年も要注意!浮腫み解消と自律神経…

今月の人気ランキング

PAGE TOP