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ふるさと納税で動物愛護!

 
ふるさと納税で動物愛護!

    


犬猫の殺処分ゼロに向けて、ふるさと納税で動物愛護ができる!

 
ふるさと納税でもらえる豪華な返礼品にばかり目が行きがちですが、
     ふるさと納税の利用目的が何なのか?
この意識で選ぶことは少ないのではないでしょうか?
 
全国各地でふるさと納税の使い道に「動物愛護」という項目を掲げる自治体が増えてきています。
ふるさと納税では、「動物愛護」をはじめ「教育振興」「環境」「市民福祉」「緑化」など使い道を選ぶことができる自治体、または動物愛護団体などのNPO法人・団体に直接寄付されるものもあります。
「動物愛護」に使われる、しかも殺処分される犬猫が減る!と思えればそこに使って欲しいって思う人も多くいるのではないでしょうか?

 

「動物愛護」ふるさと納税の始まり

最初の試みは、兵庫県尼崎市で始まりました。
2012年から「ふるさと納税」の使い道に『動物愛護』が加わりました。
当時、ふるさと納税を動物愛護に充てる自治体はほとんどありません。
きっかけは、尼崎市で猫の保護活動を行うNPO法人「C.O.N」が、「動物愛護ふるさと納税」の創設を求める署名を行ったことからでした。
尼崎市も10万円くらい集まれば・・と予想していたところ、驚いたことに初年度(2012年)動物愛護基金を指定したふるさと納税額は644万円を超えました。
次年度(2013年)も約574万円のふるさと納税があり、これによって300匹分以上の不妊手術の助成金が確保できたそうです。

なぜ、こんなに尼崎市の「動物愛護ふるさと納税」が集まったのか?

NPO「C.O.N」の理事長は、尼崎市の動物愛護基金の使い道に殺処分減少につながる「所有者不明猫の不妊手術の助成」と明確に記載したことにあるのではないかと話しています。
確かに、そうしたこともあるかもしれませんが、これだけの金額が集まったのは、日本の動物の殺処分の現状に心を痛めている人たちが多いからではないかと思えます。

「動物愛護基金」のふるさと納税を設けている自治体

神奈川県、川崎市、名古屋市、長野市、大阪市、京都市、尼崎市、明石市、徳島県、広島県、福岡市、佐賀県他、などでも動物のためのふるさと納税が設けられています。
現時点(2016年11月)での、動物のためのふるさと納税を設けている自治体と内容をご紹介します。

《関東》
*神奈川県のふるさと納税
「神奈川県動物保護センター建設基金への寄附のお願い」

「殺処分する施設」から「生かすための施設」への転換を目指して!
平成31年度の開設を目標に、老朽化した動物保護センターを建替えます。
動物たちやボランティアの皆さんのために施設を充実し、皆さんに親しまれるセンターを目指し建設される動物保護センターの建設のために使われます。
【参考サイト】
神奈川県ホームページ[神奈川県動物保護センター建設基金への寄附のお願い]
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f532971/#1
 
*神奈川県川崎市「動物愛護基金」ふるさと納税
動物保護センターの支援、動物愛護センターに収容された犬や猫などのフードや飼育環境の充実、譲渡事業に活用されます。
【参考サイト】
神奈川県川崎市ホームページ[川崎市動物愛護事業への寄付について「動物愛護基金」]
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000056807.html
 
《中部》
*愛知県名古屋市の「犬殺処分ゼロサポート」ふるさと納税

ふるさと納税の使い道を選ぶことができます。
犬の殺処分を減らすために、動物愛護センターに収容された犬の治療や訓練、えさや消耗品費用、新たな飼い主への譲渡の推進に役立てられます。
【参考サイト】
愛知県名古屋市ホームページ[犬殺処分ゼロサポート寄附金について]
http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000081451.html
 
*長野県長野市のふるさと納税
「猫の繁殖制限助成事業への寄付」

ふるさと納税の使い道に含まれています。(選ぶことはできません)
猫の不妊去勢手術を普及することにより、望まれずに生まれる子猫や、野良猫を減らし、結果的に保健所に収容される猫の減少を図ることを目的として、猫の不妊去勢手術費用の一部を助成に役立てられます。
【参考サイト】
長野県長野市ホームページ[猫の繁殖制限助成事業への寄付のお願い]
http://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/h-seikatu/122474.html
 
《関西》
*兵庫県尼崎市の「動物愛護基金」ふるさと納税

ふるさと納税の使い道を選ぶことができます。
「動物愛護基金」では、
野良猫不妊手術費用の一部助成・犬及び猫の愛護と適正飼養に係る普及啓発・犬及び猫の殺処分数ゼロを目指す取り組み などの取り組みに使われます。
【参考サイト】
兵庫県尼崎市ホームページ[いただいた寄附金の使いみち]
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/sogo_annai/hurusato/005hurusato_katuyou.html
 
*兵庫県神戸市の「動物愛護関連事業」ふるさと納税
株式会社フェリシモ猫部とのコラボしたふるさと納税です。
公社)神戸市獣医師会が中心となって、市動物管理センターで犬猫の不妊手術・健康管理・ミルクボランティア等の取り組みの支援に使われます。
【参考サイト】
兵庫県神戸市ホームページ ふるさとKOBE寄附金[動物愛護支援事業]
http://www.city.kobe.lg.jp/life/health/hygiene/animal/furusato-tax.html
 
*兵庫県明石市のふるさと納税
 〈応援プラン7〉動物と共に暮らしやすいまちの実現へ

ふるさと納税の使い道を選ぶことができます。
中核市移行(平成 30 年 4 月予定)に伴い設置予定の動物愛護センターで実施する次の事業などに活用されます。
・人と動物が共に快適に暮らせる環境づくり
・収容した犬猫の「殺処分ゼロ」に向けた取り組み
【参考サイト】
兵庫県明石市ホームページ[ふるさと納税]
https://www.city.akashi.lg.jp/zaimu/zaisei_ka/shise/kifu/noze.html#nouzei03
 
*兵庫県のふるさと納税
「子犬子猫の飼い主探し応援プロジェクト」

ふるさと納税を寄付するプロジェクトを選択できます。
被災地応援やコウノトリ野生復帰など16のプロジェクトの中に「子犬子猫の飼い主探し応援プロジェクト」があります。
離乳前の子犬と子猫(保育等が困難な幼齢の子犬と子猫)の保育等をボランティアと協力しながら犬と猫の譲渡へと推進。それとともに、譲渡事業によって正しい飼い方の啓発に使われます。
1.ミルクボランティアの育成
2.パピーウォーカーの育成
3.新しい飼い主の発掘・譲渡
【参考サイト】
兵庫県ホームページ[子犬子猫の飼い主捜し応援プロジェクト]
~子犬子猫の小さな命を救うために~
http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf14/koinukoneko.html
 
*大阪市の「動物愛護関連事業」ふるさと納税
ふるさと納税の使い道を選ぶことができます。
「動物愛護関連事業」では、おおさかワンニャンセンター(動物管理センター)の犬や猫の譲渡や愛犬教室開催などの動物の適正飼養に係る普及啓発の取り組みや、野良猫の避妊去勢手術や地域猫活動、動物の愛護に関する事業の促進に役立てられます。
【参考サイト】
大阪府大阪市ホームページ[動物愛護関連事業寄附金の募集について]
http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000213642.html
 
*京都府京都市の「動物愛護事業推進基金」ふるさと納税
「京都市動物愛護事業推進基金」としてふるさと納税を募っています。
【参考サイト】
京都市ホームページ[動物愛護事業推進基金に積み立てる寄附金の募集について]
http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000213642.html
 
*三重県のふるさと納税
ふるさと納税の使い道を選ぶことができます。
動物愛護の推進に使われます。
【参考サイト】
三重県ホームページ[ふるさと納税]
http://www.pref.mie.lg.jp/FURUSATO/
 
《四国》
*徳島県のふるさと納税
命を守る「災害救助犬」「セラピードッグ」を育てる

ふるさと納税の使い道を選ぶことができます。
動物愛護管理センターに収容されている犬を災害救助犬やセラピードッグに育てる事業に対するふるさと納税を設けています。
2015年9月にスタートして4ヶ月間で342万円もの金額が集まったそう。
そしてその支援のおかげで12頭のセラピードッグが誕生し、高齢者施設などで活躍をしています。
【参考サイト】
ふるさとOURとくしま応援サイト[活用メニュー]
http://www.pref.tokushima.jp/furusato-ouen/use/
 
*高知県黒潮町「オールさくら猫プロジェクト」ふるさと納税
寄附金の半額を「オールさくら猫プロジェクト」として、町内の野良猫の不妊去勢手術費用に使用します。
【参考サイト】
ふるさとチョイス[高知県 黒潮町]
https://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/item_detail/39428/118112#
 
《中国》
*広島県神石高原町「ピースウィンズ・ジャパン」ふるさと納税

広島から日本中へ!
広島での「殺処分ゼロ」の維持、そして2020年までの全国的な「殺処分ゼロ」の実現に向けにピースワンコ・ジャパンの取り組みに使われます。
① 譲渡センターの新規開設
② 保護施設の拡充
③ 人材育成
④ 他団体との連携
⑤ 保護犬・猫を迎えることをスタンダードにする啓発活動
【参考サイト】
ピースウィンズ・ジャパン ホームページ[News]
http://peace-winds.org/news/event/10562
 
*山口県のふるさと納税「さまざまな生物との共生」
ふるさと納税の活用政策を選ぶことができます。
「さまざまな生物との共生」の政策内容
○シカやイノシシなど野生動物の管理強化
○自然公園やきらら浜自然観察公園等の計画的な整備と利用促進
○犬・猫の引取り数、殺処分数の削減
【参考サイト】
山口県ホームページ[ふるさと納税・寄附金を活用する県の取組]
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a10700/furusato/annai1.html
 
《九州》
*福岡県福岡市の動物愛護事業ふるさと納税

ふるさと納税の寄付先を選ぶことができます。
犬猫の収容や譲渡にかかる費用、負傷動物の治療や犬猫の不妊去勢手術にかかる費用、犬猫の適正飼育啓発にかかる費用などに活用します。
【参考サイト】
福岡県福岡市ホームページ[ふくおか応援寄付 福岡市動物愛護事業]
http://www.city.fukuoka.lg.jp/zaisei/propertyuse/shisei/kihu/kikin/kifu_doubutuaigo.html
 
*佐賀県の「犬猫譲渡事業の支援」ふるさと納税
教育支援や環境保全など15のコースの中に、保護犬・保護猫の譲渡専門施設「いっしょけんね」でのワクチン・健康管理や適性飼育の啓蒙活動に使う「犬猫譲渡事業の支援」があります。
【参考サイト】
佐賀県ホームページ[ふるさと納税『政策応援コース』]
http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00331849/index.html

 

 

この他、動物愛護を明示したふるさと納税先がない場合でも「その他事業へ」と大きなくくりで活用方法を選べる自治体もあります。
備考欄に、「動物愛護に活用してください」と記入し寄付することも可能です。
ひとりでも多くの方が、ご自身が応援したい自治体や政策を選び、寄付いただけることを願っています。

 
※寄付する際は、自治体ホームページをよくご確認ください。
 

2016年11月18日掲載

吉川 奈美紀

吉川 奈美紀

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(きっかわ なみき)

ヨガ・ピラティス・空中ヨガ インストラクター
メディカルアロマアドバイザー

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