今回ご紹介するレシピは

＊＊　ワンコ薬膳レシピ紹介　＊＊
〜気血水を巡らせろ！カジキとビーツでキラキラになるご飯〜

〈　材料　〉1食分
カジキ…51g
炊いたご飯（白米）…34g
ビーツ…9g
キャベツ…9g
サツマイモ…8g
ニンジン…8g

※分量は我が家の小桃(7.9kg 9歳シニア)を基準にしています。
手作りご飯の分量の目安は対象のワンコの頭の大きさを目安に体重、体調、年齢で調整して下さい。
※写真は具材が分かりやすい様に大きめにきってあります。実際に与える時は細かく切るか、ハンドブレンダーなどでトロトロにして消化しやすくしてあげてください。

〈　下準備　〉

・カジキは骨を取り除く。茹でるなどして加熱すると取り除きやすいです。
・茹で汁も是非ご飯に使って下さいませ！
・今回、ビーツは水煮された物を使用しています。
　皮が残っている場合は取り除きましょう。
　生のビーツが手に入る場合は切り分けて皮を剥いておきます。
・ニンジンも皮を剥いておく。
・具材は全て「うちの子が食べやすいサイズ」に切り分けておく。

〈　手順　1　〉
お鍋にビーツ、サツマイモ、ニンジンを入れ、具材が泳ぐくらいお水を入れて火にかけます。

〈　手順　2　〉
〈手順１〉に火が通ったら、カジキを入れ、更に加熱します。

〈　手順　3　〉
〈手順2〉に火が通ったらキャベツを入れ、更に加熱します。

〈　手順　4　〉
キャベツに火が通ったら炊いたご飯を入れ、一煮立ちさせます。

〈　手順　5　〉
火を止め、冷まして盛り付けたら出来上がり。

薬膳豆知識　食材の効能をご紹介

「　カジキ　」
体を温め、気血の巡りを良くしてくれます。
イライラ、モヤモヤした気分の時もスッキリさせてくれます。

「　炊いたご飯（白米）」
活動のエネルギー源となる炭水化物を豊富に含み、元気を補う食材です。体調の要である胃腸を丈夫にし、消化吸収機能を回復させる働きがあります。イライラや不安を和らげる効果もあります。

「　ビーツ　」
気血水の巡りを良くし、胃腸の機能を整える、熱を取り、水分を補充し、咳や痰を和らげてくれます。
胸のつかえ感もスッキリさせてくれます。
食べる輸血とも言われ、貧血の方にもお勧めです。

「　キャベツ　」
胃腸と腎の働きを良くして体全体の気力を高めてくれます。
胃もたれや胃痛の時は積極的に食べると良いです。水分代謝の改善もしてくれます。

「　サツマイモ　」
胃腸を丈夫にし、便通改善に有効な食材です。効能が穏やかなので、多くの体質に合います。
ナトリウムの代謝も良くしてくれるので、塩分を取り過ぎた時や高血圧が気になる人にもお勧めです。

「　ニンジン　」
血を養い、肝の働きを正常にして貧血や夜盲症、ドライアイ、疲れ目、視力低下を予防してくれます。
抗酸化作用が高く、免疫力もアップさせてくれます。

「みんな違ってみんな良い！！」

今回は、東洋医学の基本的な考え方と体質チェックのお話でしたが、いかがだったでしょうか。
東洋医学のケア方法は「人それぞれ。みんな違って良いんだよ」です。
完璧な体など存在しない様に、完璧な健康法も存在しません。
人も動物も、皆それぞれ強いところ、弱いところがあり、バランスをとって生きています。
そのバランスが崩れると不調になり、未病になり、病気になると言われています。
今回のお話が皆さんと愛犬さん達に合った養生を探すヒントになります様に。