ツボマッサージ
◯ 肺兪(はいゆ)
肩甲骨の内側の☆印の場所にあります。
肺の機能のバランスを整え、呼吸も楽にしてくれます。
シニアのワンコ、前に重心がかかりすぎているワンコはカチカチになっている事が多いので前後に摩る様にマッサージしてあげてください。
◯ 腎兪(じんゆ)
背骨の両側の筋肉の窪みの中で☆印の場所にあります。
腎機能を丈夫にし、体のパワーを上げてくれます。
アンチエイジング効果もあります。
小さく前後にマッサージします。
このツボは、寒い時期は特にシャツを着せるなどして冷やさないようにして下さい。
◯ 風池(ふうち)
頭の後ろで耳の下と背骨の間の☆印の場所にあります。
熱や体内の感染症による不快感と取り除くツボですが、体を痒がっている時に使うと神経を宥め、症状を和らげてくれます。
20秒ほどゆっくり指圧します。
※ワンコが嫌がる様ならやめましょう。
※長時間マッサージをする必要はありません。
2〜3分でも充分な効果があります。
長くても15分以内で終わる様にしましょう。
※ワンコに「痛気持ち良い」感覚はありません。
あくまでも優しくマッサージしてください。
その他おすすめ肺ケア
◯ お散歩はのんびりゆったり
何度もお話に出てきていますが、秋は肺が疲れやすい季節です。
呼吸器が弱いワンコは特に激しい運動は避け、お散歩はのんびりと歩き、ゆったりと過ごさせてあげてくださいませ。
◯ シャンプーと温浴の合わせ技!
乾燥肌やお肌の弱いワンコはこの時期にお肌のバリア機能が低下しがちです。
シャンプーであまりゴシゴシせず、サッと流した後にタライやバスタブに溜めたお湯(37〜39度程度)で5分程度の温浴がお勧めです。
温浴だけでも充分に汚れは落ちますし、体力が心配な病中病後、ハイシニアのワンコは固く絞った濡れタオルで拭くだけでもOKです。
◯ 加湿器や保湿クリームも活用
呼吸器の負担を軽くしたり、お肌の為に是非お部屋に加湿器を置いて活用して下さい。
一緒にお出かけの時「今日はちょっと長時間のお出かけになりそう」という時は、人間用の携帯美顔スチーマーが役に立ちます。
※我が家が使っているのは数百円程度で購入できて、なおかつ小さくて軽いのでお手軽に使えます。
愛犬の小桃が秋冬は咳が出ますので、外で咳き込んだ時に使ってます。
今回は「肺ケア」のお話でした。
最後に、この「肺」に関して注意したい状況があります。
それは同居犬とのお別れなど「悲しい事があった年の秋冬」です。
肺は「憂いや悲しみを司る」と言われています。
その感情に大きな影響を受け、呼吸器に不調が出やすくなります。
飼い主さんも風邪や腸の不調などの体調不良になりやすく、注意が必要です。
お心当たりのある方は、ご自身の体調と共に愛犬さんの様子を気にしてあげてあげて下さいね。
「悲しい気持ち、癒してね」
※愛犬の小桃は前の飼い主さんとは死別でした。
我が家に迎え入れた年の秋はよく咳をしていました。