アメリカの動物事情
第7回 アニマルレスキューに対する情報量
アメリカでは、有名セレブが動物愛護活動に参加している様子がしばしば報道されます(レオナルド・ディカプリオ、ヒラリー・スワング、キャサリン・ハイグル、ジャスティン・ビーバー、PINK、ドリュー・バリモア、等々)。
有名人が譲渡した収容動物を散歩させている姿が雑誌やTVで取り上げられ、保健所に収容動物がいることを広める広報的役割を担っているのです。
その影響か、アメリカではボランティアやレスキュー活動もカジュアルでオシャレなイメージで、若い人や未経験者が参加しやすい雰囲気が魅力です。
ローカルニュース内にはシェルターの収容動物を紹介するコーナーがあったり、「アニマルプラネット」をはじめ、多くの動物専門チャンネルで動物のドキュメンタリー番組が多数放送されています。
動物虐待などの事件を解決するアニマルポリス、レスキューグループのドキュメント、収容動物のビフォーアフターやしつけの仕方など、ホームレスアニマルを題材にした番組が毎日お茶の間に流れます。
自宅にいながら、保健所に多くの収容動物がいることやペット産業の裏側などの話題に触れる機会がアメリカではとても多いので、関係者の間では、これらのマスコミの影響で保健所から収容動物を譲渡しようと考える人々が激増したのではないか、と言われています。
次回は、
アメリカ流 犬の問題行動対策について
【Dear Paws】
「アメリカの動物事情」より 2013/2/15引用
【注意】このテキストは2010年9月の情報です。告知なく変更や訂正をする事があります。また、文中アメリカと表現していますが対象はメリーランド州に限定しています。アメリカの動物に対する取り組みや考え方は州法や自治体、生活形態により違いがあるため、内容が全米に共通している訳ではありません。
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